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昨年に続き(気持ちだけ)沖縄に行ってきました\(^o^)/〜中学校校内研修へ

オンライン研修のやりがいと葛藤

2025年6月9日月曜日、私は沖縄の中学校の校内研修にオンラインで講師として参加しました。普段、私はブログでも書いている通り、オンラインでの研修講師は基本的に引き受けないようにしています。一方的な情報伝達のオンライン形式は、私には向いていないと感じていますし、そのような形では研修が役に立たないと考えているからです。正直なところ、私自身も面白みを感じにくいという部分もあります。

しかし、私のこうした性格や特質を理解した上で、それでもオンラインでの研修を依頼してくださる方の話は、無下に断らないようにしています。前回はシンガポールの日本人学校でオンライン研修を行いましたし、今回も沖縄の中学校ということで、ご縁を感じました。今回も一方的に話すだけでなく、オンラインの進め方の中に所々活動を入れながら進めていくという形でした。会場の様子はわたしにはわからないので,このような学びで成立するであろうと窓口の方とのやりとりで手応えがあるときはお引き受けしています。


画面越しの不安と手応え

やはり、直接受講者の方々の体温や雰囲気を感じ取りながら講座を進めるわけではないので、活動を促している間は「皆さん、どんな学びをしているかな?」と、最初は不安な気持ちになりました。

ただ、今回の中学校は昨年も研修をさせていただいており、2年連続ということもあって、私の進め方に理解を示してくださっているようでした。私が所々で話し合いを促しながら進めていっても、すぐに話し合いに入ってくださり、わたしのPCのスピーカーや向こうに見える映像からも皆さんがしっかり話し合ってくださっているのが伝わってきて、とても良い雰囲気でした。安心感と同時に、オンラインでもつながりを感じられたことに喜びを感じました。 【参照】


2年連続の難しさと工夫

この2年連続での講師というのは、私にとってもなかなかハードルが高い内容です。昨年度からの先生方の入れ替わりもあるため、私の話を聞いている先生方もいれば、初めて聞く先生方もいらっしゃるわけです。そうした中で、どのような話をするか、どのような活動を促すかというところが非常に難しいと感じています。

結局のところ、昨年度お話しした内容でも、私が大切だと思っていて強調したい部分は繰り返し伝えつつ、そこに新たな内容を加味するという進め方になりました。これがベストなのかどうかは分かりません。昨年度から参加されている先生方は、続きの内容として捉えてくださるかもしれないし、今年初めて参加される先生方は昨年度の話を知らずに聞くわけですから。もちろん、昨年度からいらっしゃる先生方が、その内容をしっかり更新してくださっているとは限らないですし、今年と昨年では状況も変わるでしょう。先生方のモチベーションや積極性も、去年と今年では違ったりすると思うので、そこもまた難しさを感じています。

とは言っても、私が受講者側に回った時を考えても、1年も経っているので、昨年と同じ中身があったとしても「同じだな」と思いつつ、去年の自分と今の自分の考えがどんな風に変わっているかを確認するという意味もあって、無駄ではないなと勝手に自分の中で消化しています。


質疑応答での確信と波紋への期待

最後に質疑応答の時間がありましたが、その中身を聞いても、皆さん元々「どうにかしたい」「新しい考え方や技術を知りたい」という強い思いを持って、私を研修講師に選んでくださったという形なので、モチベーションが非常に高いことが分かりました。だから、そこでも皆さんの関心や意欲の高さがひしひしと伝わってきました。

また、担当者の方が後で私に伝えてくれたことによると、オンラインの研修が終わった後も、先生方がずっと話し続けてくれるほど熱中した場がそこにあったそうです。それを聞いて、私はとても嬉しく感じました。私の役割は、「どうにかしたい」「何か新しいことを進めたい」という現場の人たちに、良い意味で波風を立たせることだと考えていました。だから、そこから私の考え方を取り入れるか、取り入れないかは先生方次第ですが、今の現場の状況に何らかの波風を立たせることができたとしたなら、今回の研修も少しは役に立ったのかな、と考えています。

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