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2年目を迎える学部必修科目「学級経営の理論と実践」の第1回目オリエンテーション

(最近,後光が差しつつある赤坂真二先生の魅力的な背中)


教員免許と直接は結びつかない学級経営を、必修で扱う意味

「学級経営の理論と実践」は、昨年度から始まった必修の科目です。教員免許要件そのものとは直接つながらないテーマを冠にした授業を必修にしているのは、珍しい組み立てだと思います。それが、上越教育大学の特徴のひとつでもあるのではないでしょうか。

現場では、学級経営を体系的に学ばないまま教壇に立ち、経験則で身につけていく——そうした流れを、大学の段階でなんとか扱いたい。赤坂先生や私たちがそう考え、開講に至った思いが、ひとつの形になった感覚があります。

もちろん、開講できたからといって終わりではありません。学生にとって本当に良い授業であるかは、内容を毎年吟味し続けなければわかりません。その意味で、目が引き締まる思いでもあります。


第1回はオリエンテーション。隣で見ていてもワクワクする始まり

2026年4月10日の1限目は、今年度最初の「学級経営の理論と実践」でした。第1回ということでオリエンテーションです。

科目の取りまとめ役である赤坂先生から、この科目の意味や目的がはっきり語られ、そのあと共同担当の蜂須賀先生が、授業の入りの部分で学生とやりとりする——隣から見ていても、ワクワクするような始まりでした。

同じ学年のおおよそ190名が、本学でいちばん広い講堂に集まり、壇上から話を聞く場です。規模のせいもあってか、静かに聞く雰囲気で時間が過ぎていきました。


190人相手のアイスブレイク——「得意」と言われて悶々とした前日

私が赤坂先生から任されたのは、この190人を相手にしたアイスブレイクでした。

昨年度は赤坂先生が全体を取り仕切ってくださり、アイスブレイクも先生任せで、こちらは先生らしいユーモアのある音楽を流しながら、学生が恥ずかしそうに自己紹介し合う様子を、少し得した気分で楽しんでいました。

一方で、二十歳前後の学生が初対面のなかでは交流しにくい様子も見えます。そこを少しでも動かせないか。また、せっかく「学級経営」という冠があるのだから、テーマに少しでも触れられるアイスブレイクにできないか——前日から頭を悩ませ、悶々と過ごした感じです。

赤坂先生からは「阿部先生、得意のアイスブレイク、期待してるからね」と言われ、手前どうしよう、と身がすくみました。190人の前で話すこと自体、心臓がバクバクする小心者ですからね。


学生の反応——時間が来るまで話し続ける熱量

学生の心の内まではわかりませんが、積極的に話し合ってくれる人が大勢いて、とても心強かったです。動きとしてはまだ恥ずかしさも感じる場面もありましたが、学級経営に関する話題になると、こちらが時間ですから止めてくださいと言うまで話し続けるくらい熱中してくれていました。

教育に興味・関心を持ち、将来の先生を目指して来てくれた上越教育大学の学生だな、と改めて感じた瞬間でした。


3名体制の強み——実践の軸と、根拠づけの軸

私と赤坂先生は、学級経営・授業経営領域に所属しています。そこに、教育法規に強い蜂須賀先生が一緒に科目を進めてくださいます。ここが、この科目の強みだと思っています。

私と赤坂先生は、根本では多少のずれはあっても、おおむね同じ方向を向いて学級経営の話をしています。そのうえに、教育の時事や行政に通じた蜂須賀先生が加わることで、「なぜそう言えるのか」という根っこの部分を支えてくれる——そんな図式が立ち上がります。

昨年度は蜂須賀先生の講義をすべて拝見しましたが、そういうことになっているのか、という驚きや発見ばかりで、大いに学びになりました。同時に、自分の講義の時間の過ごし方はこれでよかったのか、という反省にもなりました。今年はそのあたりも踏まえて、いろいろ試していきたいです。

とにかく、この科目の1時間目を終えて、今年度が始まった——そんな感覚です。よし、がんばらねば。


おわりに

開講の思いから、初回の空気感、大規模アイスブレイクの設計と反応、そして担当体制の強みまで、一度に書き連ねると長くなりますが、要するに「今年も学級経営を大学でちゃんと扱う一年の始まり」だと受け止めています。学生の熱量に背中を押されました。



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