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執筆者の写真あべたか

昨年末に続き,山形の小学校へ〜協同学習と協働学習。積極的な活動参加により前のめり研修へ


2024年5月2日。

昨年12月に引き続き,山形の小学校を訪問しました。

テーマは「主体的な授業づくり,学級づくりパート2」。


12月時点で,わたしが考える,考え方の基礎基本を活動を交えながら共有できたので,あとは実践者の解釈と自己判断,応用にお任せ〜と考えていたのですが,このときの考えを元に,いろいろと実践を重ねてくださったらしく,新しい職員と改めて情報を共有したいということに加え,次なる一歩を新年度始まった時期に考えていきたいということで,再度,招いてもらいました。


12月の研修では「主体性」をキーワードに,「個別最適な学び,協働的な学び」を進めていくための考え方とその仕組みを一緒に考えていく研修を組み立てました。


そこで,今回は,新しい職員もいるので,12月の研修での柱を最初に提示して,その中で,最も大切にしてほしい内容を再度,全員で確認してもらった後,今回の新しい内容に配しました。

今回は,協同学習と協働学習の違いを意識することで,現場に導入していきやすいことをお伝えし,

  • 協同学習体験と協働学習体験。

  • 協同学習の特徴と協働学習の特徴。

をみなさんと共有しました。


前回(12月)は,「協働的な学び」を意識してお話をしてきたのですが,教師主導の一斉授業を中心に展開している先生たちにとって,いきなり協働学習を展開するのはなかなか難しいので協同学習に触れて,全員が協同,協力して学ぶような授業スタイルを知ることで,少しずつ子どもたちに「学びの主導権」を手渡していけるのではないかという考えです。


(ただし,この見取りが正しいかどうか,わたしにはわかりません。平等性を軸足にしている協同学習の居心地の良さに,先生たちが留まってしまうと,協働学習へ進められない,進んでいかないということも往々にしてあるだろうなぁと思っています)


企業では,DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン→多様性,公平/公正,包摂性)ということが声高に叫ばれています。

学校は,閉じられた空間になりがちで,ともすると世の中の流れに一番うしろからついていく組織のようになってしまいがちですが,ぜひとも,世の中の流れに乗っていきたいものですね。


わたしのキャラクターや研修会の進行のパターン(活動中心で行い,その後,その活動の意味づけ,意義づけをしていく)ということに慣れている方々なので,私自身も安心して訪問、そして研修の進行をができました。

みなさま、ありがとうございます。


盛りだくさんで、少し急ぎ気味に進めてしまったのでどれだけみなさんに腑に落ちる受け止めを提供できるか不安なところがありますが、参加してる方々が表情豊かに対話をしてる姿がとても印象的でした。

少しでも、現場に役立ちますように。





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