「学級経営実践セミナー2025in高知」4年越しの初対面開催〜心理的安全性を土台に方向性の定まったよりよい会でした
- あべたか
- 2025年11月30日
- 読了時間: 4分

2025年11月29日(土)は,「学級経営学会✕心理的安全性を考える会@高知」主催の「学級経営実践セミナー2025in高知」でした。会場は,高知大学教育学部附属小学校でした。
とても良き会でした
明るくユーモアのある空気感の中に,引き締まった「良き会」だったと思います。
流れとしては,
松山起也先生からの基調提案
中家和音先生,白石大樹先生からの実践発表(質疑応答のあと,各々へ,赤坂先生と私から10分程度のコメントを加える)
「どの子もが安心して過ごせる居心地のよい学級(学校)づくりのために大切なこと」をテーマとしたシンポジウム(藤崎先生と赤坂先生と阿部の3人を中心に)
でした。
「引き締まった会」であった理由
「引き締まった会」であった,最も大きな理由は,セミナーづくりの背景にあります。
主催者として名前が書いてある「心理的安全性と考える会(高知)」という組織を地元高知で日常的に展開されている素地があるということが大きいです。
この組織を引っ張っていっている方が,松山起也先生。
ですから,突然,学級経営のセミナーを始めようと思い立ったわけでもなく,身の回りで粛々と学びを重ねていてのこの日,ということがありました。
松山起也先生が,基調提案をされたのですが,松山先生が中心となって「心理的安全性」について,組織のメンバーが共通理解しているところが大きいです。この後に発表された,中家先生や白石先生は,自分で工夫されたオリジナルな実践を展開しているわけですが,そこにみんなで共通理解している心理的安全性の考え方があるので,それぞれが異なった発表をしつつも,1本筋の通った実践をしているので,その時々でそれぞれのコメントをしたり,話題にあげていったとしても,結局は有機的にどれもつながっているという感じになりました。
その最も象徴的なものが,松山先生が中心になって開発した「心理的安全性尺度」です。松山先生によりますと,心理的安全性に関するプロパーともいえるエドモンドソンにも確認してもらったらしいです。
これらの考えを下地に,
例えば,中家先生は,(私の見立てからすると)少人数の複式学級の中で,『個の受容』→『強みの活用』→『関係性の構築』→……というサイクルを子どもの目線に立って学級経営,授業経営を展開し,子どもたちのウェルビーイングの向上を目指した実践を積み上げていました。
例えば,白石先生は,学級経営を「4つのプロセス(課題発見→目標設定→実行→振り返り)」というサイクルで進めていくと共に,これらを進める主語が教師ではなく子どもたちになるように,ファシリテートしているところが素晴らしいものでした特に,授業と学級経営は一心同体のもと,自分の研究教科である算数を中心に学級経営を進めていこうとする意図は,授業と学級経営との関係を模索する先生たちにとって大きなヒントになるものでしょう。
なにがなんでも,やっぱり赤坂先生
この引き締まった会に,もう一本,ピシッと背骨を通したのは,やはり赤坂先生でした。松山先生,中家先生,白石先生,藤崎先生と,互いにベースとなる心理的安全性の考え方をもとに発展させた発表や意見に対して,更に前進するヒントとなるようなメッセージを,説得力あるエビデンスをもとに,現場の状況と結びつけて,わかりやすく取り入れやすい言葉に落とし込んで伝えることができる力。
私は,同じように講師という立場で呼ばれているのですが,自分の役割を忘れて,赤坂先生が発する内容をメモするばかりでした。赤坂先生と同行すると,いつもこれです。
本当に学びになるし,得するなぁという思いでいっぱいです。
地元で組織し,同じテーマを深く掘り下げるということを続けてきたからこその夜の会

この全体の「引き締まった感」は,夜まで続きました。
テーマを絞って,共感と共有でメンバーと日々,学んできたからこその,熱い話が宴席でも延々と続きました。すごいです。
遠方の東北に住むわたしからすると,坂本龍馬,中岡慎太郎,板垣退助……という,世の中をどうにかしてやろうと立ち上がり,動いた人たちの遺伝子を引き継いているようにも見えました。
とにかく,宴が終わらない。店を代えて,いつまでも続く……。こんな感じでした。
熱気は続くよどこまでも……。
高知での学級経営実践セミナーは,3回目になります。過去2回はオンラインでの開催でした。今回,満を持して初の対面での開催でした。高知での開催は,人が集まらないかもしれないということでしたが,事務局の努力で40名が集まりました。
これをきっかけに,高知での学級経営研究の推進が進むとといいなぁと思います。
空港の送り迎えを始め,何から何までよくしてもらいました。
高知の皆様に感謝いたします。
もし,なにか役に立てることがありましたら,声をかけてください。