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福島県いわき市の小学校校内研修へ〜「学級経営を基盤とした授業づくり」より高みに向けた授業と学級に向けて


経緯

2025年12月5日(金)。福島県いわき市の校内研修講師として招かれました。

テーマは「学級経営を基盤とした授業づくり」。

昨年,初めて福島県いわき市の校内研修を行いました。


自分のベース(土台)の福島県で,様々な縁からお誘いを受けて各学校や大学,センターを訪れていましたが,いわき市での研修は昨年度が初めてでした。

そのきっかけが,大学時代の知人(それも自分のあこがれの人)だったことがうれしくてうれしくて,最初で最後という思いで,気合を入れて行ってきました。


そんな中,今年の夏,いわき市総合教育センターで学級経営の研修を担当しました。


そこで,今回,昨年に続き,お願いしたいとの声かけ。

この夏の研修に参加していた方が多く,私から得るものは残っているかなぁ……と思いつつ,声をかけられたら基本断らないを信条としていることと,やはり,地元,そして既知の方々がいらっしゃるということで喜んで訪れました。


到着までが大変だった

福島県での仕事が嬉しい理由の一つは,仕事の前後に自宅に戻ることができることです。

ですから,基本,自動車で帰るわけです。

今回は,仕事後に,冬タイヤに交換しようと業者に予約を入れておきました。

しかし……。みなさんおわかりのとおり,真冬の寒波というのが,この水木金とやってきて,新潟から福島県に向けて,雪を降らせました。

うーん,いわきに行けるのか自分?

いくら少量の雪だとしても,夏タイヤで帰るのは危なすぎます。

(教員になって,2,3年目,雪上を夏タイヤで走って,路上を1回転した経験をもつ私は,ここに関してはとてもナーバスになります)


そこで,上越妙高→(北陸新幹線)→上野→(特急「ひたち」)→いわき,という電車コースを選びました。考えてみれば,東京経由でいわきに行くのは初めて。電車での移動が大好きで,ずっと景色を見続ける私は,とてもよい気分転換になりました。

(でも,タイヤ交換がこの土日にできなくなったのは,ちょっと憂鬱な気分)


しっとりとした授業と学級

研修の流れは,まず,全ての学級の授業を参観するということでした。

足早で,全学級を参観したのですが,どの学級も子どもたちが授業に集中し,この時間の目標に向かって一生懸命に取り組む姿が見られました。

数分間だけの滞在でも,教室の空気を感じることで,子どもたちの「しっとり感」があるかないかがわかります。

(こんな,科学的ではない感覚的な話ですみません)


ここから,職員集団の関係性の良さも感じることができました。


私の話など,必要とするのかなぁと思いつつも,こういう「ラーニングゾーン」に向かっている職員集団だからこそ,次なる方向性へ向かうヒントやモチベーションを必要としているのだろうと思いました。


ゆえに,私が用意した「学級経営を基盤とした授業づくり」を進める間は,ビシバシと痛いほどの集中する目が私に浴びせかけられました。

いつも通り,講座の中で,参加者の活動を随所に入れて展開したのですが,この活動が半端なかったです。眼の前の職員集団が,心理的安全性が最大限確保された空間の中で,組んず解れつの活動が熱く展開されました。だからこその,先程の各学級の授業だったのだと実感しました。


もう,この学校を訪れることは無いかもしれませんが,十分に「主体的対話的で深い学び」を実現する素地があり,それを求めている職員集団なので,これからの学びの充足がますます楽しみです。応援しています。

そして,ありがとうございました。







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