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執筆者の写真あべたか

デジタル人間の私が使い始めたアナログ手帳,アナログメモ帳〜FLEXNOTE


デジタルと効率性

私はデジタル大好き人間です。諸々のことをデジタルで処理できないかと考える傾向にあります。しかし,その先には「効率的に物事を進めたい,考えたい」というところがあります。効率性とデジタルが相性がよいので,何かを行う際,選ぶとしたら「デジタル」となることが多いです。


例えば,スケジュール。

スマホ,PC,タブレット,いずれもGoogleカレンダー(のようなシステム)で管理し同期させておけば,効率的です。紙の手帳をもつ意味が(私には)わかりません。


例えば,メモ(記録)。

Cosense(旧Scrapbox)のようなサービスに,思いついた時に書いておけば忘れることはありませんし,検索も容易だし,二次利用も簡単です。入力もタッチタイプやフリック入力などを駆使すれば,手書きよりも手軽に素早く,そして疲れずに書き続けられます。

(一般にはGoogle Keepのようなと書いたほうが伝わりやすいのかな……笑)


とはいいながらも,デジタルが全てアナログに比べて効率的かと言われるとそうではありません。もっとも,若いときは,「デジタル」と「効率性」の関係性が混同していて,何が何でもデジタル!と思っていた時がありました。そのときは,ユーザーインターフェイスや通信速度や環境等,つまり設備が整わないがために「デジタル」が使いにくく感じるだけであって,全てにおいて「効率性」を考えると「アナログ」よりも「デジタル」に分があると考えていた自分がいます。


効率性とアナログ(紙)

しかしどうでしょう。

「効率性」を上位に持ってくると,「デジタル」よりも「アナログ(ここで言えば紙)」のほうが効率的な場面があることを感じます。

今,すぐに言えることは大きく3つでしょうか。


1つは,瞬間性とでもいいましょうか。

いつでもどこでも,スマホは持ち歩いているので,なにか記録に残したいと思ったらほぼスマホでよいのですが,それでも,もっともっと素早くとなったときには,「紙」が速いです(もちろん,目の前に,身近に紙があるときという前提ですが)。頭に浮かんだ瞬間,ペンを持って書き込めるわけですからね。この即効性といいますか,瞬間性は脳に直結する機械が誕生して,思ったことがデジタルとして記録されるという世の中にならない限り,しばらくアナログ(紙)が優位だと思います。


2つは,自由性とでもいいましょうか。

(テキスト入力の)デジタルの場合,基本,時系列に上から下へ情報を入力していくことになります。しかし,紙の場合は,フリーレイアウトです。自分の感覚や自分のルールに従って自由に書き記すことができます。もちろん,デジタルにもフリーレイアウトのアプリやサービスがありますが,基本,操作にワンクッション必要で紙のように直感的にそこここに自由に書き記すということができません。


3つは,一覧性とでもいいましょうか。

デジタルの情報はほぼ無限です。特にテキストに関すれば,テキストに用いる情報量は微々たるものなので,いくらでも情報を詰め込むことができます。しかし,一覧性という意味では不備をきたします。PCやスマホの画面の大きさに縛られます。もちろん,それらをいくつも用意するということも考えられますが,現実的ではありません。また,miroのような無限ボードを使えばデバイスの画面をどんどん大きくしていくことが可能ですが,その分,文字がどんどん小さくなっていくわけですね。(miroはmiroでとても気に入っているサービスですので,適した使い方があると思いますけど)紙の場合,パラパラと簡単にめくることができますし,コピー用紙や付箋紙のようなものであれば,並べて見比べることが簡単にできます。


9割以上のデジタル使用で,ほんのちょっとのアナログ(紙)希望の私

要するに普段は,ほぼデジタルでいいのですけど,ほんのちょっと,突発的に「紙」を使いたい人間なのです。


そんな私が,それなりに長く使ってきた「メモ帳」が測量野帳です。


安価だし,丈夫だし,薄い方眼が目安となって書きやすいし,気に入って使っていたのですが,まだまだアナログアナログしているなぁ(ちょっと,紙として出しゃばりすぎているな)と思っていました。


そんなある日,ネットから私の目に飛び込んできたのが,FLEXNOTEだったのです。

7月から使い続けてきて,11月の今も気に入って使い続けています。

7月にこのことを書かなかったのは,飽きやすい私なので(笑),7月に「いいですよ」と書いて,8月に使い終えていたらシャレにならないなぁと思って,数ヶ月使ってそれでも使い続けていたら,ブログに書こうと思っていて,こうして4ヶ月経って日の目を見たのでした(笑)。


ちなみに,Goodnotesのようなデバイスに手書き入力するアプリ(または,サービス)や手書きを重視したデバイス(わたしが所持しているBOOXのようなもの)を使ってみれば?と思った人がいるかも知れません。しかし,上の「効率性」という視点からすると,わたしの求めるものはちょっと違うということがわかると思います。

(Goodnotesなどは,随時,アップデートしていて本当に素晴らしいアプリと思いますけどね)


FLEXNOTEはカード的なノート

私がFLEXNOTEを気に入っている理由は,カード的なノートで,とても自由度が高いノートであるということです。


上の公式HPで製品一覧を見てもらえればわかりますが,リングでノートが構成されていて,紙1枚1枚を簡単に外したり加えたりできることと,行おうと思えば,用紙を自由にデザインしたものを加えることができるということです。


私は気に入ってしまった手前,ポケットに入るくらいのメモ帳サイズとA5判程度のノートサイズのFLEXNOTEを利用しています。

ちょっと恥ずかしいですけど,上は実際の私のメモの内容ですね。


ポケットサイズのメモは,授業を参観していての私の中での気づきをメモしたものですね。

A5サイズのメモは,講座をどのように進めようかと考えている時のメモであったり,授業後の協議会に参加していて,その後,コメントを加えなければならない役割の時に協議会の話をメモしたものです。

また,年間カレンダーを印字したものをポケットサイズのメモ帳に取り付けています。


FLEXNOTEの特徴の一つは,リング(Discと呼んでいるようです)で紙がつながるようになっているということです。上の写真のように取り外すことができますし,ポケットサイズの用紙をA5判のノートに加えることもできるわけですね。これができるとなると,いろいろな使い方のアイデアが浮かんできませんか?

ちなみに,だったら昔からあるシステム手帳でよいだろうという方もいるかと思います。

システム手帳って,基本,横にリングがありますよね。私の書き癖なのでしょうけれども,そのリングが書く時の邪魔になります。だったら上の写真のようにリングを上にすればいいだろうという話になりますが,これはこれで,システム手帳的にはそうじゃない使い方になるのではないかと思うのですね。

また,このFLEXNOTEは簡単に紙を取り外したり入れたりできます(上の写真からその構造がわかりますでしょうか)。ここがポイントです。なんだかんだいって,システム手帳って,紙を1枚取り出すのに「よっこいしょ」というワンクッションが必要になるじゃないですか。そこがいらないのです(逆に言えば,簡単に取り外ししやすいので,そこが欠点という方もいると思います)。


私の場合は,書いた紙は,研究室に戻ってきたらすぐに取り外して,Scansnap(ページスキャナ)でスキャンして,Cosenseに保存します。このアナログとデジタルの共存が簡単にできるのもうれしいですね。その後,書いた用紙は捨ててもいいですし,別に保存しておいてもいいです。


保存用のキャビネットのようなものも販売されています。

私も1つ購入しています。

このキャビネットのようなものをいくつも購入して,それこそ,カードを保存するように見出しとかカテゴリ別に保存して棚に並べていくのも,アナログを愛する人にはいい感じではないでしょうか。

(デジタル派の私は,こうすることで,お蔵入りしてしまって結局は検索されないで終わってしまうのではないか,つまりは効率性に欠けるのではないかと思うのですけどね)

【参照】CDN | FLEXNOTE


私のお気に入りは,少し柔らかめの下敷きのようなシートです。

この柔らかい感じが,ボールペンで文字を書いていく私にとって,絶妙な心地よさです。

このシートは,方眼と横罫になっています。私は,基本方眼を利用しています。

これを白い用紙の下に敷くことで,自分の任意に横にでも縦にでも,いい感じに文字や図を描いていくことができる仕組みです。


アナログ(紙)の効率性

今のところ,このFLEXNOTEを使い始めて5ヶ月目です。

気に入っています。

基本デジタルで諸々のことの対応や処理をしているのですが,突然の「あれ」や「これ」に対して,すぐに使えて,記録した後の二次利用もさっとできます。とても効率的です。


一番身軽な外出は「スマホ+キーケース」で,ちょっとした外出は「スマホ+FLEXNOTE+BOOX+キーケース」でという形になりつつある私です。

【参照】








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