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わたしにとって禁断のサービス「Kindle Unlimited」に手を出してしまった……


わたしの老後の過ごし方の夢として描いていることは,毎日,


図書館に自転車(またはウォーキング)でお弁当を持って通い,1日中,図書館で過ごし,家に帰ってくる


ということです。

もともと,趣味やこだわりがないわたしにとって,唯一趣味と言えそうなものが「読書」です。

もし,読書三昧できる日常が訪れたとしたら,それはそれで嬉しいのですが,困るのがお金です。月に1冊あたりだったら構わないですが,読書三昧となりますと,1日に1冊くらい読めてしまいます。1冊,1000円以上するとして……。

「本を購入する読書」は,それはそれで裕福な人ができる趣味であることがわかります。

で,活用しようと考えていたのが図書館。

これだったら,基本,お金がかかりません。そして,図書館に行き来するのに,自転車や歩きをすることで,どんどん衰えていくであろう「体力づくり」もできます。

実家の近くにある図書館の本をすべて読み尽くすことをわたしの目標にしているところがありました。

あとは,視力。わたしと同じように楽しみにしていた方が,目が衰えて読書を楽しめなくなったという話は時々耳にします。

「がんばってくれよ,自分の目!」

そう思って,早く来い来い,楽しい老後!

と思っていました。


が,先ごろ,禁断のサービスに手を出してしまいました。

これで,わたしの老後が狂いそうな感じがしています。


そのサービスの名は,「Kindle Unlimited」

月額980円で,200万冊の書籍が読み放題です。

最初,2ヶ月は99円だけでよいそうです。


このサービス,随分前から知ってはいたのですが,

  • 自分が読みたい作者の作品が読めるわけではないこと

  • 月980円といっても,結局,いろいろとあって読まずに過ごしてしまって980円さえ無駄になるのではないかと思うこと


から,その時々に情報が入ってきていてもスルーしていました。

しかし,

  • 基本,仕事がない土日は仕事を完全オフにして過ごすようにしたこと

  • オフの時って,(インドア派のわたしは一人でずっと家にいるわけだけど)Youtubeをだらだら見てしまったり,TVerでドラマを見返したり,Amazonプライムビデオを見て過ごしてしまう時間が多いのだけど,そのどれもが飽きてきてしまって,やっぱり読書が一番だなとあらためて思ったこと


から,もともとわたしは話題の本を真っ先に買って読むわけではなくて文庫本になるまで待つ派であり,東野圭吾さんとか宮部みゆきさんという特定の好きな作家さんはいるものの,強烈にこの方の本しか読まないというものはないため,Kindle Unlimitedで読み放題対象になっている本を読むでいいかなと思ったのです。

そして,禁断のKindle Unlimitedに加入してしまいました。


ポイントは,Kindle Unlimitedを何で読むか。

Boox(電子書籍端末)でよむということですね。

決して,iPadやスマホで読むのではありません。

目が疲れない。ゆったり読める。いい感じです。


やっと1ヶ月経つかなという感じなのですが……。

めちゃくちゃいいです。

この1ヶ月あまりでKindle Unlimitedで読んだ本を列挙すると以下になります。(仕事休みの土日限定で読んでいるからこの程度)

  • 伊勢谷武(著)アマテラスの暗号

  • 原田マハ(著)翼をください上

  • 原田マハ(著)翼をください下

  • 中山七里(著)境界線

  • 浅倉秋成(著)ノワール・レヴナント

  • 山本明正(著)Obsidian 次世代型のメモアプリ: Zettelkasten 知的生産の技術を超えて

  • 倉下忠憲(著)考えの育て方: 知的生産のデジタルカード法


980円でこれだけ読めれば最高じゃないですか。(実際は,入会したばかりの1ヶ月目なので,99円ということになりますけどね)


内容もそれぞれによくて。


まずは,「アマテラスの暗号」

日本の神道とユダヤ教とのつながりからいろいろと謎に入っていくお話です。ストーリーと言うか,神道とユダヤ教の類似,相似点がとても興味深かったです。このテーマでどなたかとお話してみたい。


翼をください」

この太平洋戦争直前の飛行機事情。

一部事実をもとにした創作なのですけど,壮大な夢のあるお話。

もちろん,その時代性はとてもとても悲しいわけですけど。

原田マハさんらしさいっぱいのよきお話と思いました。


「境界線」

つい先ごろ,阿部寛さんと佐藤健さんで映画化された「護られなかった者たちへ」を書いた中山七里さんの続編とも言うべき作品。東日本大震災をモチーフに宮城県(仙台)で展開される話なので,余計に気持ちが入って読み込んでしまいました。


「ノワール・レヴナント」

これを書いた「浅倉秋成」さんの作品を2冊読んでいます。

「六人の嘘つきな大学生」「俺ではない炎上」

どちらも映像向きだなぁと思いながら読んでいました。

というか読みながら映像場面を想像できる感じですかね。

特に「俺ではない炎上」は,場面切り替えが早く,アクション場面も多くて,これ,映像化を視野に入れながら書いているでしょ?と言いたくなるくらい。

「ノワール・レヴナント」はその作者の,古い作品になるのでしょうか。

「能力」というところに少しどうなのかなぁとは思うものの,そこをまぁ納得してしまえれば,ストーリーとしてはなかなかに面白く,登場するキャラクタもそれぞれに愛すべき人物という感じ。「浅倉秋成」さんはどれも若者を描いた本ばかりなのですが,ここに登場する若者感はわたしにとってはいい感じに共感できるのかなと思います。


さて,これからもどんな本に出会えるのかな。

楽しみ楽しみ。




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