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第34回学級経営実践セミナー(東京・立川)「授業と学級経営のあり方について」終了!〜新しい情報提供はいつもいつも緊張します

本日(2025年7月21日・月),東京の立川にて「第34回学級経営実践セミナー」がありました。この回の仕掛け人(事務局)は,昨年度まで一緒に大学院で研究を共にしていた小島貴之先生です。


半年ぶりにお目にかかる小島先生は,ちょっぴり頼もしいと同時に,緊張もしていました。その理由を尋ねると,

「自分が中心となって,こうした研究会を開催するのが初めてなのです。」

ということでした。

そういえば,忘れていました。大学院に来られる前も大学院に来てからも,小島先生は(若手教員だということは見た目からわかっていますが)どっしり身構えていて,どんなことが生じても動じないというか,安定感がある先生だったので,ついベテランというかなんでも知っている感覚で接してしまうときがあります。

アブナイアブナイ……苦笑。

それは失礼ですね。

ちゃんと,私の方でしっかり小島先生に接しなければと思いました。

ごめんなさい。


三者三様の特徴ある学級経営実践が会場の対話を一気に活性化させました

今回のセミナーのテーマは

「学級経営を授業の視点から見直す」

3人の発表者がいらっしゃったのですが,

  • チーム担任制✕授業✕学級経営

  • 多様なルーツを持つ子どもたち✕授業✕学級経営

  • ICT✕授業✕学級経営

と,ご自分の環境,または自分の大切にしていることをもとに,授業の視点から学級経営を考えていく実践の提供で,それぞれの発表の環境設定と特徴とこだわりがおもしろすぎてメモがとまりませんでした。


一人ひとりの実践が特徴的で,価値があり,できれば一人ひとりもっと時間をかけて掘り下げたいところでしたね。こういうときの時間の使い方をどうすればよいか,どうしたいか,いろいろと考えます。

話者が複数人板として,話題提供が1つの場合,これはこれでうまくまとまる可能性がありますね。柱が一つだからです。いろんな話をしたとして,最終的に話題提供に戻ってこれば良いからです。

しかし,複数の話題提供があり,複数の話者がいる場合,やっかいです(つまり,今回の場合)。どのように話の流れを整えていくか,考えます。

私は,あくまでも今回のテーマ「学級経営を授業の視点から見直す」にこだわり,ここからそれぞれの発表の内容を深堀りできないかなと思いました。

しかし,各発表の個別的な事例が参加者のみなさんにとっては,興味深いものが多く(実際,私もそう思いました),参加者の「もっと知りたい」が勝り,それぞれに個別的な聞きたいことを聞くという感じになっていました。

これを否定したいわけではなく,豊かな事例なので,そうなるのは当たり前だよなぁとは思いました。

座談会っていろいろな意味で面白いです。

私がファシリテーターだったら,どこをどのようにして川の流れをつくろうかなと一生懸命考えていたことと思います。

といっても,この部分に関しては私が進行でもファシリテーターでもないので,様子見でした。こういう場でいろいろと頭の中で考えるのも楽しいです。


今回の発表準備「授業と学級経営のあり方について」にめちゃくちゃ時間をかけました……それの成果が出たのか出なかったのか

私の今回の主な役目は,20分のミニ講座「授業と学級経営のあり方について」です。

これ,今までしっかりとした形で発表を準備したことありませんでした。

ですから,今回のために0から発表材料を集めて,プレゼンテーションを作成しました。

いやあ,悩みました悩みました。

確かに私は口頭で気楽に学生や知人に「授業の中で学級経営をしていくのがこれからのトレンドじゃないか」みたいなことを随分前から語っていました。


じゃあ,改めて,自分の思いも含めて,様々な研究成果や学級経営や授業の歴史的な捉えや研究を語ってみよう!となると,1から準備をしなければならない自分に気づきました。

とにかく大変でした。


作成してみたのはいいものの,これ,20分間,もつかなぁと心配になりました。その分,前置きを長くゆっくりと語ってしまったので,結局のところ時間が足りなくなるというなんとも情けない話。

どうもいけませんね。


また,こういう掘り起こしのようなものは,研究的なところに面白さを感じる人はともかく,目の前の教室実践について知りたいし,考えたいと思っている人にとっては価値あるものなのだろうか……と作成後に考えてしまった自分がいて,悩み悩み語る自分がいました。

うーん,情けないぞ自分。


たくさん来ていただき,感謝!!

初の立川開催でしたが,たくさんの方に来ていただきました。

学会で顔なじみになってきている方もいれば,東京や埼玉というところで,近場で時間があったからということでいらっしゃった方がいます。

私と同じグループになった方は,こうしたセミナーに自ら申し込んで参加するのは初めてだという方もいらっしゃいました。

初のセミナー参加に,この学級経営学会のセミナーを選んでもらえたというのはとてもうれしいですね。


大学院で学びを深めて現場に戻った小島先生は,仲間を集い,今後も実践に研究に積極的にいろいろと展開していくことでしょう。

そのきっかけづくりや,手助けに少しでもなっているとしたら幸いです。

そうじゃなかったら,もう少し,学びのギアを上げていかなければならないなと感じた半日でした。


ご参加くださった皆様,ありがとうございました。






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