
本日(2025/02/11),出不精の私が,雪で移動が困難な中,妙高市のとある場所まで出かけてきました。
個人的な用事というよりも,私が所属する大学の領域のお仕事の一つです。
最初は,訪問して,用事をお伝えし,1,2分で帰るつもりでした。
もちろん,初めて訪れる場所で,お相手の方もただお願いを伝えに行くだけでした。
でも,いろいろと話しかけられて,30分いたかな,ちょっと滞在時間を思い出せないくらい(結局,そんなにいたわけじゃないけれど)なんとなく心が満たされて帰ってきました。 (ちなみに,上の写真はそこで購入してきたもの&いただいてきた絵葉書です)
いやぁ,こういう感覚忘れていました。
(というか,もともと人見知りで,無駄な話をすることを好まず,初見の人とは話が弾まないのが当たり前になってしまっている私としては,「忘れていた」と書けるほど,そういう場面が頻繁にあるわけではないのですけどね)
普通に,誰とでもお話ができる人にとっては,なんでもないことかもしれませんが,私のように,何かわからないきっかけで,珍しく話が弾んでしまうときってあります。
例えば,猫島に行って,猫に話しかけていたら,見知らぬ人もその猫に近寄ってきて,猫に話しかけながら,いつの間にか,他のことでも話が通じて盛り上がってしまうとか。
例えば,入場等の列で1時間待ち〜みたいなときに,なぜか,きっかけは忘れてしまっているけれども,なにかの話で互いに穏やかにニコニコして話が弾んでしまったとか。
若いときよりは,一歩引いて,受けて立てる,ようになった年配になってからそういう場面が増えました。少しはおとなになったということでしょうか。
といいながら,ここ1年,というかここ数年,そんな場面に遭遇することがなかったような……あってもすぐに忘れてしまったのかもしれないけれど。
今日は,そんな久しく忘れていた気持ちの良い感覚が蘇ってきました。
素晴らしく美しい七宝塗りの作品を鑑賞し,七宝塗りについていくつか講釈をいただき,コーヒーにお菓子に,そこに豊かなお話や共通の知人の情報交換……と,1時間もいなかったわけですけど,いっきに頭の中が晴れた感じでした(ずっと,上越は晴れ間が見えないけれど)。
ああいうふうに
人を惹きつける方って素敵だな。
人を惹きつける環境っていいな。
ふと,心が潤った時でした。
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