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福岡市の令和8年度「自律的な学び」の実現に向けた全教員研修に参加して

全教員研修で「学級経営」を扱うことの鋭さ

2026年8月18日の午前中、福岡市の令和8年度「自律的な学び」の実現に向けた全教員研修に、講師としてオンラインで参加しました。


福岡市がすごいなと思ったのは、全教員研修で学ぶ内容を、学習方略と学級経営に置いているところです。教科の授業改善や学び方を全市で扱うこと自体は、まだイメージしやすい。一方で、学級経営を全教員研修の柱のひとつにする自治体は、なかなか少ないのではないでしょうか。


子どもたちの自律的な学びを進めるうえでも、学級経営が大切だと考えてもらえる。そこに、福岡市の鋭さを感じました。


普段はお断りするオンラインを、引き受けた理由

基本、オンラインの研修は、私が考える「深い学びや気づき」に結びつきにくいと感じていて、お断りしています。講座やセミナーでも、話し続けるより対話やアクティビティを入れた流れにすることが多いからです。


それでも今回引き受けたのは、NPO法人「授業づくりネットワーク」などを通して、お世話になっている内藤慎治先生が窓口になってのお誘いだったからです。大いに滑る可能性があるけれども、挑戦の意味も込めて——そう思ってお受けしました。


聞き流しにしない仕組み

全教職員研修ということで、画面の向こうには相当な人数の先生方がいらっしゃったのだと思います。その上で,ただ聞き流すだけにしない工夫がされていました。


一人1端末で自宅から参加する形ではなく、会場に大勢が集まり、実践発表や講話のあとにグループで話し合えるようになっています。話合いの進め方も構造化されていて、ものすごい人数のなかでも、先生方が主体的に学べるような工夫がされているのは、さすがだなと思いました。


当日の流れは、次のような形でした。


  1. 「自律的な学び」に紐づいた、4人の実践発表

  2. 長めのグループワーク

  3. 「学習」と「学級経営」に分かれて講話を聞く


最後の講話は選択制です。学習方略のほうは、熊本大学の前田康裕先生が担当されます。授業の実践発表が続いたあとに、前田先生という超有名人、私だってぜひお話をお伺いしたいと思う方と時間が重なってしまっています。その上で私の学級経営の話を聞きにいらっしゃる方々に少しでも役立つ話を提供したいと自分なりに準備をして臨みました。


40分話し続けることと、実践と紐づけた話

とはいいながらも,言い訳のオンパレードになるわけですが、普段オンラインを引き受けず、話し続ける講座もあまりしない私にとって、40分間話し続けるのは、かなりの厳しさがありました。


客観的に見ている自分からすると、焦っている自分、いろいろ滑っている自分、時間に合わせようとして早口になっている自分がいて、少々滑稽だなと思いました。


話の進め方として、いちばん意識していたのは、学級経営の見取り図を、私の話だけで完結させないことでした。私の前に4人の先生方が実践を発表し、参加者はその同じものを聞いている。だからこそ、勝手に理論だけを展開するより、本日の発表と紐づけて学級経営の話ができる——そこが、この場ならではの強みだと思っていました。


そのつもりで進めたのですが、理論の側から、その都度その都度、4人の先生の具体を毎度つないでしまった……同じようなことを、同じような場面で取り上げているように聞こえたかもしれません。まどろっこしい、と感じられた可能性もあるな、というのが反省です。つなぐために内容が増えて、早口になってしまったところもあります。


オンラインに慣れなければ、と思いつつ、繰り返しオンラインに慣れなくてもいいな、という自分も行ったり来たりしています。


おわりに

今年の夏は、特徴的な研究会やセミナーに声をかけてもらい、いろいろな体験をさせてもらっています。本日も、今までの自分にはない、貴重な経験をさせてもらいました。感謝しています。


それ以上に、これが福岡市の先生方のどこかに引っかかって、夏休み明けの学級経営と授業実践に結びついてくれるとうれしい。それが私の願いです。


上越から福岡へ、遠路、オンラインで顔を出した形になりましたが、いつか実際に福岡市へ伺って、先生方とやり取りできたらいいな、という思いもあります。このたびは、声をかけていただきありがとうございました。



 
 
 

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