本宮市学力向上委員会で共有した授業づくりの軸
- あべたか

- 4 日前
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令和8年度のスタートで、まず土台をそろえる
2026年4月13日、本宮市の学力向上委員会で、今年度最初の講話を担当しました。市内の小中学校で学習や授業づくりをリードする先生方が集まる場だったので、「最初に何を共有するか」はかなり重要だなと感じていました。 昨年度も学習アドバイザーとして関わってきましたが、年度初めの全体会から入るのは今回が初めてです。私自身、緊張しつつも、ここで一年の方向感をそろえられたら大きいという思いで臨みました。
今回の講話で置いた3つの軸
短い時間の中で、次の3点をつないで話しました。
本宮市が掲げる「学習者主体」と私の学びのモデルの重なり
中央教育審議会の論点整理を、授業づくり・学級づくりの視点でどう読むか
フィンランドの教育事情をどう受け止めるか(誤解を避けるための整理) 特に3点目は、現場でよく聞く「学習者主体に寄せると学力が下がるのでは」という不安に対して、丁寧に言葉を置く必要があると感じていました。
フィンランドの事例から、何を学ぶのか
フィンランドの学力動向を引き合いに出すとき、極端な二択になりがちです。つまり、
学習者主体だから下がった
だから教師主導の一斉授業に戻すべき
という短絡です。 でも実際には、そこまで単純ではありません。大事なのは、教師が学びを設計する責任を手放さないことだと思っています。学習者主体は「子ども任せ」と同義ではないし、かといって旧来型の一方向の授業に戻ればよい、という話でもありません。 この整理を共有したうえで、各校の実践を前向きに進めてほしいというのが、今回の講話の中心でした。
反省も含めて、今年度の関わり方を考える
今回は頭の中だけで講話の流れを想起しながらプレゼンテーションを作成した経緯上、後半がやや早口になってしまいました。資料を丁寧に見せながら話す点は、次回に向けた改善ポイントです。 一方で、年度初めにリーダーの先生方と対面で話せたのは、とても大きな収穫でした。昨年度より関われる学校数も増える見込みなので、要請があれば柔軟に動きながら、学校ごとの文脈に合わせて伴走したいと思っています。
おわりに
私自身、万能だとはまったく思っていません。できることを丁寧に積み重ねて、先生方の実践が前に進み、その先で子どもたちの学びとウェルビーイングにつながっていくことを願っています。 昨年度は、先生方が主体的に授業改善を進める姿をたくさん見せてもらいました。今年度は、その手応えを「良くなった気がする」で終わらせず、可能な範囲で事実やデータとしても確かめられる一年にしていきたいです。
参照・関連リンク
中央教育審議会 教育課程企画特別部会「論点整理」(令和7年9月25日):文部科学省 PDF
OECD PISA 2022 Finland Country Note(フィンランドの学力動向):OECD
PISA Data Explorer(各年比較データ):OECD PISA Data Explorer



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