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「学級経営がうまくいくファシリテーション」をテキストにファシリテーションを学ぶゼミ


本日(2023年7月21日)のゼミは,「学級経営がうまくいくファシリテーション」を用いて,ゼミ生全員でファシリテーションを学ぶゼミを行いました。



各自のファシリテーションに関する知識や経験,考え方は様々です。

だから,わたしがこの本を使うなどして,一方的に伝えるというようなことはしません。

各自が,ファシリテーションに関して,必要な情報を各自の立場,考え方,やり方であり方,考え方,進め方を会得してほしいからです。

ですから,この日のゼミの目標は,「事前に「学級経営がうまくいくファシリテーション」を読んだことをもとに,互いの感想を交流しながら「ファシリテーション」についての「気づき・学び」を増やし,次なる自分の実践や研究に役立てるヒントを得ることができる。」としました。

この本は,そのための媒体として使いました。

  • 1週間で,各自が各自のスタイルで本書を読んできます。

  • miroを用いて,ゼミ生全員が本書を読んで感じたこと(肯定的なことも否定的なことも疑問や不明なことも全部ひっくるめて)できるだけたくさん書き出します。これ,上の図の一番左側ね。薄いグレーの枠のところ。

  • ゼミ生をアトランダムに4人班にします。この日は17名,ゼミに参加していたので,4つの班になりました。

  • 全員が出した意見(グレーの枠)にある付箋を,各班の枠(薄いブルーの枠)に全てコピペします。

  • 各班では,自分のブルーの枠にある付箋(つまり全員の感想)を見たり,それを操作したりしながら,各班に集まったメンバー(4,5人)が自分の今現在の立ち位置でファシリテーションについて語り合う(感想を話したり,質問をしたり,確認をしたり)ということをします。

  • せっかく,編著者(阿部隆幸)が目の前にいるのだから,各班で話し合ったことをもとに,質疑応答します。

  • 最後は,(写真をつけませんでしたが)アトランダムでペアになり,ホワイトボード・ミーティング®の定例進捗会議フレームで「ゼミで得たヒントというと」という聞き出しで,定例進捗会議フレームで対話を進めて終了という形にしました。


いずれにしましても,わたしたちのゼミは,(少なくともわたしが進行をするときは)「目標と学習と評価の一体化」で進めています。

今回も,上の文章で,「目標の確認」と「学習活動の細分化(細かい進め方の説明)」「評価として最後はどのようなことをしてどうなることを目指しているか」を書いていることがおわかりでしょうか。

これ,今,ブログで書いていることを同じような感じで,ゼミ生の最初にインストラクションで示しています。


だからこそ,ゼミ生はこの時間は,このような形で進むのだなとおおまかなことをゼミの冒頭で頭の中で理解し(もちろん,理解していない,または理解しょうとしない学生もいるでしょうが,それでいいです。その人と活動をともにするであろう周囲の学生の一部がその流れを理解していることが大切です),進めることができるからです。

これぞ,「条件下での主体性を発揮できる条件を整える」ということになります。


最後の定例進捗会議フレームを用いたペアコミュニケーションの様子を見るに,自分の学び,気づきを話すことができたようでなかなかでした。次につながるようにしていきます。




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