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学級経営のための基礎・基本<令和5年度福島大学学校臨床支援センター研修講座>感想〜知見をもとにして


本日(2023年9月2日)は,福島大学学校臨床支援センターでの研修講座でした(上の写真は,学校臨床支援センターではありません……(^0^;))。

学部も大学院も,福島大学出身のわたしは久しぶりの母校となります。

建物が新しくなったり,増えていたりして驚きました。もちろん当たり前です。

大学は昭和時代だったり,大学院は平成10年の頃に在籍したわけですから。

さて,福島大学にて「学級経営の充実のための基礎・基本」というタイトルで90分時間をいただき,講座を進めさせてもらいました。

集まってくる方々,みなさん福島県内の先生方,そして福島大学の教職大学院生です。

過去に,『学び合い』の会や福島教育ネットワーク「PIECE」でのつながりでいらっしゃってくださった方がいました。そういう形で来てくださる事自体,とってもうれしいですね。何人かの方とは懐かしいお話ができました。そして,本日をきっかけにつながりもできました。とてもうれしいです。


力のある実践者はたくさんいる!

本日,わたしの話の後に,現場の実践の話題提供ということで,「学級経営と道徳」そして「学級経営と特別活動」に関連した発表がありました。

いずれも福島県内の実践者の方です。

どちらの発表も,自分の中の理論に裏付けされた具体的な実践を発表されており,本日いらっしゃった方々は得したなぁと思いました。むろん,わたしもめちゃくちゃ得しました。

どんどん過去の実践にとらわれない新しい実践を生み出していきます。

こういう方々は,特に目立ってSNSに発信するなどしていないわけですね(もちろん,ご自身でSNSはご活用していると思いますが)。こういう力のある方々とつながり,地域の学校教育の発展に寄与できないかなぁとも思いました。どうにか,つながる,つなげる役目を果たせないかなぁ……。


阿部独自の学級経営理論を生み出さないのか

「学級経営の充実のための基礎・基本」というタイトルことなので,白松賢先生の「学級経営の教科書」(東洋館出版社)が提案している「学級・学校づくりの三領域」をもとに,この考えを行きつ戻りつして講座を進めました。


数ヶ月前,鈴木優太さんから次のような言葉を投げかけられました。

「阿部さんは,阿部先生独自の学級経営理論のようなものを生み出したいと思わないのですか」

たぶん,優太さんがわたしに話した背景は,わたしが何かを話すときは,必ずといっていいほど,自分の理屈理論ではなくて,「◯◯◯◯によると〜」ということをもとに話を進めるからかなと考えました。

ここから考えたことを2つ,以下に書きます。


知見をもとにする大切さ

基本,あることをアウトプットするときに「根拠を指し示す」ことはとても大切なことです。


時々,書籍や雑誌で目にするのが,書いてある内容が,他の方や研究会,組織が提案したり,紹介したりしている内容なのに,何の記述もなく書いてあることです。それだけならまだいいのですが(というか,だめですけど),(まるで)自分の実践や理論のように書いてしまっている方もいます。そりゃないだろう……と思います。


そういう方の場合,考えられる可能性は2つでしょうか。


一つは,オリジナリティ豊かで他を検索したり,参考にしたりせずに,自分の実践や理論を生み出した。それをアウトプットしたのだが,結果的に自分以外の方がすでに似たような実践や理論を展開していた。だから,他の実践や理論を引用する必要はない。


二つは,元実践や理論を知ってはいるし,それを参考にしたのだがそれを表立って説明しない。


これは,アウトプットする実践研究,研究実践を考えるのであれば,その元となる,または,背景となる先達の知見をリスペクトするのは当たり前だからです。ここを無視したのでは,実践も研究もあったものではありません。

(調べたけれども見つけられなかった,見当たらなかったということはあるかもしれませんが)



自分自身の研究業績を重ねたい

もちろん,知見を参照するにしても,自分の知見をもとに語ることができたらかっこいいですよね。


そういう意味では自分の中でデータを取得し,学級や授業の実態を説明できる状況を取得した上で講座その他を展開できる内容を,今まで以上にたくさん蓄積していくようにしたいです。


アウトプットも大切。インプットも大切。

ということですね。

自分の中では,興味関心があっても,それに関してまだまだデータを取得したり,そのデータを分析したりすることを棚上げしているところもあるので,ちゃんと本腰入れなければと思う自分がいます。


加えて,同じ課題等を持って研究に取り組んでもらえる研究協力者を見つけていくこともしたいですね。わたしは一人しかいないので,時間を有効に使うには,さまざまに研究の細胞分裂というか,そこかしこで同時多発的に研究を発展させていけたら嬉しいわけです。

これも,どうにかできないかなぁ……。考えてみよう。


最後に

土曜日という休日に,1日行事ということで,福島県内の会津地方からいわき地方までの方々が集ってきてくださいました。


最近,ネット上では教員として働くことに関しての後ろ向きの発言を多く目にします。それはそれで,働く環境を改善していかなければならないのでしょう。しかし,一方でこのように自分の時間を削って,自己研鑽に励もうとしている方がいらっしゃるわけです。ここに未来を見ます。


学校で働くことってとっても素晴らしいこと。本日の発表者のお二人の発表が輝いていたのは,発表の内容はもちろんのこと,教師として楽しくすごしていること,やりたいことをやりたいようにどんどんやっていきましょう!というエネルギー発信があるからでした。


わたしもエネルギーをもらいました。

あーっ,楽しかった。




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