2023年度第1回目のゼミ。
他の研究室がオープンゼミなどを開いて,新入生を招き入れようとする中,わが「阿部ゼミ」はオープンゼミ無し(苦笑)。
入学式に新入生に配られたチラシにも「オープンゼミの予定はありません」とそっけなし……笑。
なんだか,閉じてるなぁ……(^^ゞ。
真意はそうではなく,ゼミ長たちとお話したのは,
「過去何年かはオープンゼミという名称にして,4月の何度かを新入生を我がゼミに招き入れるために特別な催し(ゲーム的なものだったり,楽しそうな内容だったり)を行うようなことをしてきたけれど,それはそれで,本来のゼミの内容と異なっており,実際の新入生はオープンゼミと実際のゼミ内容との違いの落差を感じるのは申し訳ない。だったら,わざわざオープンゼミという名称にせず,普段のゼミを行い,その過程でゼミを見学したい新入生がいたら,見学してもらったり,ゼミに参加してもらったりするようにしたらよいのではないか」
ということだった。
だから,新入生に配られたチラシには
「オープンゼミの予定はありません。普段のゼミをいつでも見学,参加できますので興味ある方はいらっしゃってください。予定日は4月◯日,◯日,◯日……です。」
と書ければ本来よかったのだろう。
早速,本日,わたしに面談に来た新入生がいたが,
「阿部先生のところは,オープンゼミやらないんですよね,どんなゼミなんでしょうか……(苦笑)」
と恐る恐る尋ねる次第。
こりゃ,今年,誰も新入生がうちのゼミに入らんかもね(爆)。
まぁ,それはそれでよいかもしれない。
いや、誰もかなかったら寂しいし、よくないけど、なんというのだろう、「阿部ゼミでいい」という人が減って、「阿部ゼミがいい」という人が増えるとしたら、つまり消去法で阿部ゼミに入るのではなくて、積極的に入るべくして入る学生が来てくれたらうれしい。(このやり方、仕組みでそうなるかどうかはわからないけど。4月後半には結果が出てるね)
実は,昨年度末から,わたしの心の中でゼミ絶賛改革中!でして。
とにかく密度の濃いゼミをしたいんですわ。
「密度の濃いゼミ」
ってどういうゼミなのか,捉える方は千差万別だと思うけど。
もっと,じっくり,がっつり,ぷっかり,どっぷり……
ということ。
(よけいわからんよね)
まず大きく変えたのは,基本,大学院と学部と一緒にやることにしたこと。(都合のよいことに,学部4年生が今年0人で,学部3年生が4人。つまり,学部学生がゼミに初めて入る人たちばかりなので,違和感なく学部生と院生が一緒のゼミをスタートできるのよね)
次に,研究ベースで進めるということ。なんだか,阿部先生のところは,研究をやらなくてもいいゼミらしいよ〜みたいな噂がはびこっていたみたいなので(実際,そういう色合いがあったのも事実),そこを払拭したいなと。もちろん,わたしの興味関心は「実践」なのでそこに強いこだわりはもちたいけどね。実践研究,研究実践。ちゃんと実践をエビデンスでつなげたいし,ロジカルに進めたいのね。
ということで,じっくり進めたわけだけど,私自身がまだうまくしっくりしたゼミの進め方ができていなくて,ゼミ生と確認しながらのあぶなっかしい進行だった。
今後もゼミ生と対話的に進めていこうとは思う。
とにかく,今後もアジャイルにいろいろと取り組んでいこうとは思っている。
今後も,おもしろいと思うことをこつこつと。
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