いやぁ,相変わらずハマりまくっております。Audible。
つい最近,ずっと聴きまくっていたのは,宮部みゆきさんの杉村三郎シリーズ。
わたしの好みは,いろいろと条件がありますが,その一つは「長編」であること。
これ,Audibleに限ったことではなくて,実際に読む小説(今は,全てKindleUnlimitedですけど)もそうです。
現在,わたしにとって小説を楽しむ方法は,KindleUnlimitedとAudibleがあるわけですが,これは「読む」と「聴く」以外に特徴があって,それをわたしなりに区別しています。
KindleUnllimitedは,読める本が200万冊以上ということではありますが,流石に,今現在のベストセラー小説や最新刊を読むことができないのです。
でも,Audibleは比較的新しい本も取り上げてくれます。例えば,「成瀬は天下を取りにいく」や「成瀬は信じた道をいく」もAudibleなら聴けます(現在,聴いているところ。おもしろいねぇ〜)。
と書いておきながら,なんですが,この杉村三郎シリーズは,新しいわけではありません。でも,つらづらとAudible,次なにを聴こうかなぁ〜と思っている中で,見つけてしまったもの。
「いい人」を絵に描いたような杉村三郎さんが,自ら望まない中で事件に巻き込まれていく〜という感じの物語。
あるレビューをチラ読みしたら,「宮部みゆき版のイヤミスですね」と書かれたいた方がいました。ナルホド。いい得て妙。
杉村三郎さんが,いろいろと巻き込まれて,あたふたと考えて,その行動が収束に結びくこともあれば,あらぬ方向へ進めてしまうきっかけにもなってしまう……という感じ。
これ,最後のシリーズ「昨日がなければ明日もない」が,もう,めちゃくちゃ「To be continued」的な終わり方をしているのにもかかわらず,この作品が,2018年の出版にもかかわらず,その続編が書かれていないのですよね?(違っていたらごめんなさい)。
なんだかきになるなぁ。
宮部みゆきさんの過去のインタビューによると,杉村三郎が私立探偵になってからが,本当の杉村三郎のお話が始まる〜みたいなことを書いていましたよね。本当にそうだと思うのですけど,だからこそ,早めの続編をお願いしたいと思います。
その都度,気になる登場人物がたくさん出てきて,義父もそうだし,前妻,娘,そして,新しく登場してきた刑事との関わりもそう。
とにかく,気になって気になって仕方ない方々ばかり。
Audibleの特徴として読み手の存在もあります。
このシリーズの読み手の方は,まるで「高橋一生」さんのような読み方をしていて,わたし高橋一生さんの声,好きなんですよ。
(ブログに書いていませんが)1年ほど前,Audibleで村上春樹さんの作品を数冊聴きまして,その中で「高橋一生」さんのものが2作品ありました。
とてもとてもよかったのです。
村上春樹さんの作品だから聴くというよりも,(村上さんに失礼ですけど)高橋一生さんが読んでくれているから聴くという感じでした。耳から快感といいますか,ホント素敵です。
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