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「長野講座」(長野県教育委員会・上越教育大学教職大学院連携講座)終了!〜みなさんの参加意識の高さに圧倒される〜

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(なぜかボケてる)

2025年9月5日(火),長野県総合教育センターで開催の「長野講座」が終わりました。

今回は,ずっと願っていた「生方直先生」とご一緒できる講座でした。


私は,学校現場での生方先生のイメージと,学級経営というイメージ,そして,赤坂真二先生を師匠であるというイメージがありました。

今の生方先生は「いじめ生徒指導研究研修センター」に所属しています。この場にいらっしゃる生方先生がどのようなお話をされるのか,自分の話以上に楽しみでした。


生方先生の講座はさすがすぎました

午前中は生方先生,午後に私という構成でした。

生方先生の時間が始まりました。……圧巻でした。

「充実した学級経営のための生徒指導」という内容でしたが,「充実した学級経営」とはどういうことかから始まり,「ルールとリレーションの確立」から生徒指導の定義に進み,自己指導能力の大切さを語り,生徒指導提要から重要視される4つの視点についてのお話へと進みました。


私にとって開眼だったのは,デシ&ライアンの「自己決定理論」を丁寧に取り上げて,「欲求」という視点から生徒指導と内発的動機づけ,外発的動機づけ,を見ていくところでした。


その後,さすがだなぁと思ったのは(つまり,私の視点にかけていたのは),具体的な技術や方法を語っていく際に,ガイダンス機能とカウンセリング機能を窓口に進めていたところです。ここで生方先生は生徒指導の先生なのだと改めて感じたところでした。

現場教師時代,積極的に生徒指導に触れてこなかった自分としては,「わかりやすい!」「納得!」「そういうことだったのか!」ということばかりで,メモが止まりませんでした。


ちょっと,「発酵」が不足していたかもね……自分の講座

さて,自分の講座です。

随分前から,緊張していました。悩んでいました。

生方先生とご一緒する楽しさはあるものの,全体のタイトルを「学級経営と生徒指導の一体的な充実」として,自分の講座タイトルを「生徒指導が機能する学級経営」としてしまったからです。

これは,従来の私の講座のオプションにない内容なのです……汗。


ですから,この講座のために一から内容を練ってひねり出しました。

講座後,生方先生には

「書籍の内容を講座で聞けたのは儲けものでしたぁ」

と話してもらえましたが,昨年12月の「ウェルビーイングな学級経営のためのポジティブ心理学」で書いている「方法編」というよりは「内容編」の紹介をしてみるという感じでした。

これはこれで,今まで一度もしたことがなく,いろいろと構成を組んでみたものの,私自身がしっかりと体の中まで染み込んでおらずに,途中,話をしながらも,自分に問いかけて進める感じになってしまい,参加者の皆さんを若干戸惑わせてしまったのではないかと反省しています。


とにかく60名の参加者が素晴らしかったです

今回の「長野講座」をビジに終えることができたのは,とにもかくにもこの講座に参加してくださった皆様の「参加意欲」そして「参加態度」のおかげです。

希望研修ということで,(たぶん)自分から手を上げて集まってくださった方々と思うのですが,だからこそ,今回の私のようなたどたどしい講座でも,多くのことを学ばれていたのだと感じます。生方先生も私も,何度か,ペアやグループで活動を促す時間を設けました。すんなりと活動できる内容もあれば,若干,難しかったり,戸惑わせたり,無理強いを要求するような活動もあったことはあったわけですが,どれもこれもみなさんが積極的に参加して交流してくださることで,時間が進みました。きっと,この中では,一方的に話を聞いて知ること以外の大きな学びがあったことでしょう。


やはり,「主体」ですよね。

参加する方々が主体的に参加すれば,どんなことも「学び」になるという証左を得ました。

もちろん,同じく主体的に参加するのであれば,効率的に効果的に,深く学べたほうが良いわけで,学びを提供する側に立つことが多い私は,参加者の前に立った時に,みなさんの活動を促す前後により深い学びへと導けるような「設定」や「しかけ」をしっかり考えておきたいと強く思いました。


今回も多くの学びがありました。

長野県総合教育センターの皆様,参加者の皆様,生方先生に感謝いたします。



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