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また一段と親しくなれた(ような気がする)阿部ゼミ懇親会


学生たちと共に過ごした、ちょっと贅沢で温かい時間

2025年5月14日、今年初めての阿部ゼミの懇親会がありました。会場は高田駅周辺にあるステーキが売りのお店。初めて訪れる場所で、外観も内装もずいぶんと豪華な印象でした。ステーキ単品で6,000円を超えそうなメニューも並んでいる中、今回は4,400円のコース+飲み放題という、程よく贅沢なプラン。場所のチョイスからも、学生たちのちょっと特別なひとときを過ごしたいという気持ちが伝わってくるようで、面白いな、と感じました。


ゼミ生全員参加という奇跡

この日、驚いたのはゼミ生全員が出席したこと。学部生も大学院生も含めて12名全員が一堂に会するというのは、阿部ゼミの過去ではあまりありませんでした。人数がちょうどよく、お互いの話をしっかり聞くことができる、そんな心地よい距離感のある集まりでした。

私は教員という立場であり、しかもほぼ60歳という年齢のギャップもあって、最初は「学生たちの邪魔をしないようにニコニコ座っていよう」と控えめな姿勢で臨んでいました。でも、学生たちが気を使ってくれたのか、それとも少しずつ私に慣れてきたからか、何人もがチラチラと話しかけてくれました。そのたびに、調子に乗りやすい私はついペラペラと話し出してしまい、気づけば私自身も楽しんでいる、そんな久しぶりに心の緩んだ時間になっていました。


飲み会の流れと深まる関係

自然な流れで一次会の時間があっという間に過ぎていきました。私には珍しく(学生には迷惑だったか,よかったのかわかりませんが)二次会まで参加しました。学生たちはその後、三次会まで行ったそう(笑)。仲の良さや雰囲気の良さを感じる展開で、こういう関係性があるのは素晴らしいことだとしみじみ思いました。

二次会の席では、お酒の力もあってか、自分の個人的なことや、普段は学生に話さないようなこともちらっと話しました。もしかすると、引いてしまった学生もいたかもしれませんが、そのぶん距離が縮まったのでは、とも感じています。私は普段、学生に対して「対等で付き合おう」と口では言っているものの、積極的に近づくタイプではなく、実際は距離を感じさせていたのかもしれません。だからこそ、このような場での自己開示が、学生たちにとって私という人間を少し身近に感じてもらえるきっかけになっていたら嬉しいです。


学びと日常が交錯する時間

飲み会の中では、私が兼任教師だったときのエピソードや、研究・学びの話にも触れることがありました。私生活と学問が交差するような、ちょっと不思議で面白い時間でした。学生たちも、それを自然に受け止め、話の中でさまざまな視点を行き来しているのが印象的でした。


これからの一年に思いを寄せて

こうして気がつけば5月も半ば。学生一人ひとりが自分にとって意味のある学びを得て、無事に進級や修了を迎えてくれたらと願っています。私自身の応援の仕方は、どこかぼんやりしていたり、距離があるように見えるかもしれません。でも、学生たちが自分の力で歩いていこうとするその背中を、そっと支えるような存在でいられたらと思っています。


何気ない懇親会の夜が、思いのほか心に残るものになりました。学生たちと過ごすこうしたひとときが、教員としての自分を少しだけ豊かにしてくれるのかもしれません。

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