高校生時代。自分が自由にできるお金のほとんどを「音楽」にかけていたんですけどね。あれから40年。
今では,日常ではほとんど「音楽」を聴かなくなりました。仕事や日常生活で,部屋で音楽を流したり,イヤホンで音楽を聴いたりという方がいらっしゃることと思いますが,わたしはしてません。そういうときは「無音」がよく,もう少し付け加えるなら,部屋から聞こえる鳥の声とか,風や雨の音とかが自分の中では心地よいBGMになります。
夫婦でライブを楽しむということ
とはいいながらも,ここ数年,ライブに出かけるようになりました。
きっかけは,福島県文化センターで行われた2019年の年末に行われたスターダストレビューのライブ。
わたしたち年相応の方々たちが好むアーチストのライブに,ちょうどよい規模(まるで家族的な感覚)で音楽を味わうのって,とっても気分を良くするものだなぁと実感して,福島周辺で無理なくチケットが入手できて,わたしたちの好みの傾向の音楽を展開しているアーチストのライブには行ってみよう!という感覚が夫婦2人で身につきました。
観に行くライブには,条件があります。妻と一緒ということです(もちろん,ここに息子や娘が加わってもいいですけど)。一人じゃあ,行かないんだな。
だって,日常的に音楽を聴かないわたしですから(笑)。
音楽を聴きに行くというよりも,妻と共に非日常の経験を重ねるというところに魅力を感じるわけです。共通体験を重ねることで,妻との日常の会話もどんどん豊かになります。
老い先,そんなに長いわけではありませんから,こうした時間を本当に本当に大切にしていきたいと思うわたしがいます。
その後,コロナ禍が長く続き,ライブを楽しもうと思ったわたしたちが行きにくくなってしまったわけですけど,今年2月に,久々に復活!MISIAのライブに仙台まで行ってきました。
こういう大きい規模のツアーは,(特に音楽を聴かなくなっているわたしには)久々です。大学時代に後楽園球場でRCサクセションを見た以来じゃないかなぁ〜(苦笑)。あっ,でも,働き始めてから仙台で坂本龍一ライブとかを見に行っているか……。とにかく,いつ以来かわからないくらい久々です。
しかも,それらの歴史を含めても,最大規模のライブだったかもしれません。
妻は,ホントにホントに楽しかったようで,次もまた東北にMISIAが来たときはぜひとも行く!と言っております。
そんな中の今回。
わたし自身,福島県内にくるアーチストの情報は日常的に集めていてですね(笑),福島って田舎だし,大きな会場がないから,来てくれるアーチストってなかなかに限られているわけですよ。で,その中から,わたしたち好みのアーチスト(一瞬で,チケットが売り切れてしまう感じではなく,でも,特徴的で,個性が立ってて,私たち好みで,穏やかに家族的に楽しめる感じのアーチスト)を選ぶようにしています。
で,BEGINです。
ですから,めちゃめちゃコアなファンではありません。
数曲を知る程度で,でも,たぶん,(わたしたちが感じる)質の高い音楽で体に心地よく染み渡る感じの時間を過ごさせてくれるだろうなぁという「予感」をもとに出かけてきました。
結果,予想通りの「よい音楽に浸る時間」を過ごせました。
妻は
「やっぱり,歌,本当にうまいんだわ〜」
と感心,感動をしていました。
よかった。
今回は,どちらかというと「私推し」で連れてきたのです。
BEGINが福島に来るということを伝えたとき妻は,
「うーん,そんなに沖縄の音楽を聴きたいという感じではないんだけど,あなたが行ってみたいんだったら付き合ってみてもいいよ」
と言ってくれたから。
こうして楽しい時間を過ごせるのは,隣に妻がいてくれるからです。本当に感謝。
そろそろ観劇を復活させたいんだけどなぁ〜
さて,次,福島に来るアーチストで行ってみたいライブって何かなぁ〜,またいろいろと情報を集めていきたいと思います。
この流れからすると,わたしとしては次の動きとしては,「演劇を観に行く」というのを復活させたい気分ではあります。大学時代,演劇をやり始めて,その後,「演劇を観る」ということもしばし続けておりました。わたしの場合,小劇団演劇が好きなんですね。
ただし,演劇の場合,福島で待っていても来てくれないことが多いので,こちらから行かねばなりません。だいたいは,東京ということになりますでしょうか。
こうなると,交通費や宿泊費でお金が必要になってきますからね。
ちょっと,いろいろと考えていこうと思います。
今回もよい時をすごすことができました。
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