著者:伊兼 源太郎
ナレーター:川上 晃二
配信日:2021/12/24
自分でも呆れるくらい,興味関心がコロコロ変わる。
今,わたしが夢中になっているのはAudible。
随分前から,Audible契約者だけど,今までは,自動車で長距離移動するときだけ聞くという感じであった。
しかし,最近では,暇があるとAudibleの「プレイ」ボタンを押してしまう。
ちょっと前までは,「暇」な時間はYouTubeやTVer,NHKオンデマンド,そしてAmazonプライムビデオでの映像視聴に圧倒的な時間を割いていたのに,今では,時間があるとAudibleを聞いてしまう。
わたしは,ミステリ小説が大好きで,大好きだからこそ,日常生活ではあまり読まないようにしている。ミステリ小説を手にしてしまった途端,仕事どころではなくなるからだ。頭の片隅に小説のストーリーが気になって気になって仕方ない自分が現れてしまう。
これって,Audibleを日常的に聞くということとあまり変わらないんだよね……汗。
まずいなぁ。ちょっと自制しなければ。
YouTube等の映像からAudibleに趣味嗜好が変わったということは,「目中心」から「耳中心」へ変わったということである。この過ごし方もなかなか,難しくて(笑)。
移動中であればAudibleの使い方としてはバッチリなのね。
移動中,比較的余裕がある身体の五感機能は「耳」だから。
もちろん,危険な音,妙な音をとらえて判断しなければならない機能としては大切だけど,「移動しながら聴く」というのはとても効率的。
しかし,家の中にいて「聴く」となった場合,「耳」がそちらに専有されることで,目や手などが手持ち無沙汰になってしまい,どうしていいかわからなくなってしまう。
例えば,パソコン等で仕事(でなくてもいいけど)のように何か文字入力しながら,Audibleを聴くと,大切な登場人物の動きやら言葉を聞き漏らしてしまい,「30秒前に戻るボタン」を押してしまうこともしばしば。これ,音楽のようなBGMだったら構わないんだよね。お気に入りの楽曲が今流れた!というときは時々あるけど,聞き逃したから戻すという行為はあまりしない。
で,思案の挙げ句,今,わたしがしていることは今までよりも早く床に入って,Audibleを聴きながら眠るということ。再生ボタンを押した後,「スリープタイマー」モードを利用して「30分過ぎたらオフ」という設定にしている。 布団に入りながらの「耳での読書」である。 30分以内に寝てしまえば,それはそれでいいし,30分過ぎても起きていた場合,再度,「30分延長」ボタンを押す。 わたしは基本,睡眠は十分にとれる方なので,だいたいが30分前に就寝してしまう……という感じ。
おかげで,結果,今までよりも早寝早起きになってしまっている(笑)。
そろそろ,Audibleに肩入れしすぎるのをいぇめなければならないなぁと思い始めている今日このごろ。
Amazonによるあらすじ
池上冬樹氏(文芸評論家)、激推し!!
裏切り者がこの中にいる――
緊迫の人間ドラマ!
「いやあ面白い。…三つの事件が出たり入ったりして葛藤劇を形作っていく。
緊迫の度合いを高め、いったいどうなるのかと先の展開を期待させて、
一気に結末へと読者を引っぱっていく。
しかも人物と読者の感情をかきたてながら」
――池上冬樹氏(文芸評論家)
かつての仲間も容赦しない。
それが俺の仕事だ――
警察職員の不正を取り締まる部署、警視庁人事一課監察係に所属する佐良は、
捜査一課所属時の元同僚で、現在は運転免許場に勤務する皆口菜子の監察を命じられた。
彼女が免許証データを売っているとの、内部からの密告があったのだ。
佐良は、上司とともに皆口の尾行を始めるが、やがて未解決事件との接点が……
実力派の俊英が放つ警察ミステリー!
感想
この著者のことは初めて知った。
昨年(2021年),WOWOWで松岡昌宏さん主演でドラマ化もされているという。本を読んでから知った。
わたしが今まで読んだ類の刑事ドラマとは趣が異なった。
主人公は「警視庁人事一課監察係に所属」していて,警察を取り締まる役割である。
警察が警察であるための役割であるが,当たり前だけど,警察内部の人間からは毛嫌いされている。
警察小説には,結果的に犯人が警察だったというストーリーは山ほどあるが,物語の出だしから「悪さする警察」を前提に物語が進むのは珍しい。
ストーリーの中心は警察官の尾行(コウカク。行動確認)。
そこからいろいろな思いを馳せたり,人間模様を描いたりしていく。
リアリティという意味では,自分の生活圏とは程遠いので重ね合わせて考えられるかと言うと無理がある。しかし,そういう世界があるのか……という緊迫感があって,聴いていてヒリヒリする。
ヒカルの碁,3月のライオン,モンキーターンなどなど,もともと,その世界の世界観を知ることが好きな私。
どこまで監察の日常を描いているかわからないが,おもしろかった。
続きがあるようだ。
はまりそうだ。
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