2周回ってOneNoteへ(手書きアプリの旅)
お気に入りデバイスiPadmini6
iPad mini6を快適に使い続けている。
以前のiPadと異なるのは、今まで避けてきた「手書き入力」を楽しんでいるところである。
iPadと(Apple Pencilによる)手書きは、当たり前の感覚の人が多いかもしれないが、初期の頃から使い続けてきた私からすると、iPadに外付けキーボードを取り付けてどちらかというとタブレットPC のように使うのがiPadのイメージであった。
小さくて可愛いがゆえのデメリット
手にしたiPad mini6は、手帳感覚で使える代物なのでペンで書いていくのも楽しい。
が、他の大きいサイズのiPadに比べたら画面の面積が小さく、手書きを楽しむといいつつも、画面の狭さを気にしながらの使い方を考えねばならない。
手書きアプリといえばGoodNotes5か?
最初、手書きアプリとしては、絶大な人気のある「GoodNotes5」を使っていた。
手書きに特化したアプリだけあって、ペンでの書き心地は最高である。
しかし、「画面サイズ=GoodNotes5の1ページのノートサイズ」ということになり、iPad mini6画面では狭い。書くときにいちいち、画面を二本指で拡大してから文字を書く…という行為がワンクッション入る。
これがなんとも…であった。
共同編集ホワイトボードサービス「miro」の手書きもなかなかいい感じ
同時に、別の角度から入ってくる情報が、miro。
わたしも何度か紹介している、共同編集機能があるオンラインホワイトボードアプリである。
このアプリの最大の魅力と言っていいものが「無限キャンバス」というもの。
もちろん、わたしは知っていたが、同時に、タブレットによる手書きの心地よさを力説するレビューをいくつか目にした。
基本、わたしはmiroを使うときは、PCで使っているので「手書き機能」を享受していなかった。
試しに、iPad mini6でmiroを起動して手書きをしてみると、なるほど、思った以上に使える。
しかも、無限キャンバスなので、画面の狭さを気にする必要がない。「GoodNotes5」のように画面からはみ出すはみ出さないを気にする必要がない。加えて、次のページに進むという概念が必要ない。どんどん画面を右左、上下とずらしていけば良い。
そして、全画面を見たければ二本指で画面の大きさを大きくしたり小さくしたりすればよいだけ。
ということは、つまり大きさを気にすることがないということになる。
このわたしにとってのストレスフリーは大きい。
と、miroを手書きアプリのデフォルトで進めようかと思いつつも、ちょっと踏ん切れないところが2つほどあった。
一つは、常時ネットに接続していなければならないところである。わたしのiPad mini6はWi-Fi版だ。大学内では大学のWi-Fiを大学外ではモバイルWi-Fiの電源を入れるのでだいたいは大丈夫といいながらもネットに接続前提というところがちょっと使い勝手という面で不安がある。
二つは、常時ネットに接続していることが前提だからか、手書きの認識が少しだけ遅れる感じ、そして、カクカクする感じがするのが気になる。ただし、(多くの方に代わっていると言われそうだけど)実は「GoodNotes5」の手書き感覚よりはこちらのほうが好きな感じではある。書いているという感覚があるのだ。でも…なんかちょっと違うなぁというのが感想であった。
無限キャンバスといえばOneNoteがあったじゃん!
無限キャンバス…と考えたところで、思い出したのが、あっ、「OneNote」があるじゃん!だった。
「OneNote」って2003年にできたソフトなんだけど、できた当時すぐに触ってみた。
めちゃくちゃ柔軟で面白いソフトだなぁと思った。だいたいがアナログにある考え方をデジタルに持っていっただけのものが多い中、デジタル畑の人がデジタルのために発明したソフトなんじゃないかと感激した覚えがある。
ただ、わたしがその頃WindowsからMacユーザーになり、「OneNote」と縁遠くなってしまったんだよね。当時、「OneNote」を使うがためにWindowsに戻ろうかと思ったくらい。