久しぶりの上越教育大学を冠した対面のイベント。
「上越教育大学サテライト講座2022」
わが故郷,福島で行いました。
わたしも講座を持ちましたが,圧巻だったのは上の写真にある久能潤一先生の発表。
内容は,上越教育大学教職大学院で学んだことに加え,現場に戻ってからの学びを活かした様子の発表でした。
たぶん,教職大学院での学びを知らない方にとって,久能さんの教職大学院での学びの様子は素晴らしく,上越教育大学に行くとこのような学びができるのか!と感激したことと思います。これは,わたしたちは学びの環境を提供できますが,実際に学ぶかどうかはその学び手によります。久能さんだからこそできた学びの姿をふんだんに発表してくださり,わたしも久能さんが大学院にいらっしゃるときに少し久能さんの学びに関わらせていただいたので,そうだったそうだった。久能さんはこんな学びを重ねていたんだった……という感慨に浸りました。
でも,わたし個人としては後半の久能さんの発表にガツン!とやられました。
教職大学院で学んだことを現場で十二分に活かしている様子を一つ一つ具体的に語られていったのです。
これぞ,現職の方が教職大学院に来られる「本当の意義,意味」だなぁと思いました。
たま〜に(わたしがそうだったかもしれません),教職大学院の生活そのものが自分の学びの中の一番のよき思い出になり,現場に戻ったり,(ストレートマスターだと)現場に出ていったりしても,「教職大学院に所属したことがある」という書類上の証明のような形だけにしてしまって,教職大学院での学びを活かせていないなぁ,もったいないなぁ,あの2年間(もしくは3年間)はなんだったのだろう……と思ってしまう方がいます。
(実は,現場に出ていってもうまく教職大学院の学びを活用,応用できないことがあるとしたら,もちろん,送り出すわたしにも多分の責任があると思います。本当にごめんなさい)
でも,繰り返しますが,久能さんの学びを活かす姿は本当に圧倒的でした。
たぶん,その場で話を聞かれた方は,教職大学院の学びそのもの以上に,ちゃんと大学院の学びが現場で生きるのだということを知って,より憧れたのではないでしょうか。
まぁ,それもこれも,やはり,久能さんご自身の力によるものが多いのですが。
久々の対面での講座は,懐かしい面々がたくさん集まってくださり,とてもうれしく感じました。一種の,「共に学び合ってきた」面々の同窓会のようでした。
わたしも,講座をもたせてもらいました。
でも,前日に参加者名簿を参照したところ,多くの顔見知りの方々が参加することを知り,当初考えていた講座内容を全面変更しました。
だって,わたしの講座や話なんて,どんなことを話すのかおおよそ予想がついて,おもしろくないだろうことが予想できたからです。
直前に考えた内容だったために,参加された方々にどんな時間であったかはちょっと未知数……汗。
少しでも,みなさんに刺激を与える内容だったらうれしいけれど……どんなもんだったか。
久能さんや参加してくださった皆様の学びの姿を見ながら,わたしも少しでも前に進みたいと思う。
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