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令和4年度学部授業「授業における学級づくり論」順調に終わる


本日(2023年2月2日),学部2年生に向けた科目「授業における学級づくり論」を終えました。

この授業は,良好な人間関係形成を見据えた活動的な模擬授業を受講者全員に行ってもらうことで,授業を通して,ファシリテーターとしての教師の立ち居振る舞い(あり方,考え方,進め方)等を考えてもらうものです。


うれしいことに,本コースの学部2年生,ほぼ全員が受講してくれているため,この科目そのものが「学級活動」のような体をなし,この科目を通して学生自身の仲が良好になっているように見えます(と,授業者であるわたしが勝手に思っている)。


本日は,2人の授業者が授業をしました。

その一人の活動課題は,なかなかにハードルが高いものでした。

  • 5つのグループを無作為につくり

  • 「ディズニー」「ジブリ」「アニメ」「昔話」「海外」と1グループに1つ,テーマを与え

  • グループで任意にその分野の映画のワンシーンを決めて

  • 見てい人達に映画の名称を当ててもらう

という活動でした。

短時間で話し合いをし,体を動かすわけです。

なかなかに負荷が大きいですよね。


しかし,どのグループも楽しみながら話し合い,みんなの前でやりきりました。

(上の写真がその一場面。いろいろと楽しんでいます。)

しかも,みんな,「おおっ」とか「わははは」と声を出したくなるような何かしかけを設けての演技です。


なるほどなぁと思ってみていました。

わたしの見立ては,

  • この学生たちは,すでにダンスなどの表現活動を取り入れた授業を当たり前に体験してきている。だから,目立ちたいや自己主張が強い等関係なく,促せば,みんなそれなりに体を動かすことができるように育っている。これはこれで,カリキュラムを設け,継続的に育てるという学校教育プログラムが順調に働いたということになるのではないだろうか。(もちろん,学校教育と関係なしに,世の中が表現が当たり前にできる,求められる社会になってきていることも大きいだろう)

  • 半期15回の授業の,15回目であることが大きい。ずっとずっとこの時間は,受講者同士の交流が前提の模擬授業を続けてきている。上にも書いたが,コースの学級活動的な時間になっている(これは,わたしが思っているだけかもね)。だから,すでに何を言われても,どう言われても,そのまま受け入れて,みんなの前で表現することができるようになっている。

ということですね。

自分の中に余裕があれば,いつかこの授業そのものを研究対象にして,学生の意識の変化変容を看取ってみたいなぁと思っています。

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