学部4年生。生活科を実践的に学ぶ授業。
大学はすでに対面の授業に戻っているのだが,全面オンライン授業の名残の一つとして,ほぼ全員にインターネットに接続できるデバイス(PCやタブレット)を持参するように簡単にお願いできるようになったことは大きいです。
(コロナ禍以前も,わたしのようなデジタル好きな学生は,当たり前にPCやタブレットを使ってノート記録等々していましたが,全員が持参するということはあまりありませんでした)
結果,教室に受講者が集まりつつ,共同編集できるツールやコンテンツを利用して授業をすすめることが容易にできるようになりました。
わたしの授業は,参加型にしているので,この状態はとってもウェルカムです。
今後,Miroをわたしのスタンダードにしていきたいと考えています。
Miroは,共同編集できる「無限キャンバス」状態のホワイトボード。
主催者が招待することで,アカウントを持っている,無し,にかかわらず誰でもその中に入っていけます。
最近,Miroが日本語サービスを始めたことで,ますます使いやすくなっています。
上は,その時間に使ったMiroの画面を拡大したり,切り取ったり,したところです。
4つの画面がありますが,
一番上は,全体像。こんな感じの画面を準備し7人の受講生に向けて授業を進めました。
2番めは,わたしの書籍「授業をアクティブにする! 365日の工夫 小学1年」の生活科実践部分を貼り付けた画面です。
これをもとに,フォーマットにして学生に生活科実践の原稿を書いてもらうという授業です。
3番め,4番目の画像は,学生が書いてきた原稿を貼り付けたところです。
この貼り付けた一覧原稿をそれぞれが読んで(原稿は,拡大縮小自由自在ですからね),互いにコメントを付け合うということをしました。限られた時間を効率的に進められます。
最後に,付けられたコメントをもとにしながら,再度,実際に対話をする……という感じですね。
小学校現場であれば,ロイロノートとか,MeTaMoJiとかが使えるし,私自身,(たぶん)毎時間使って授業をすすめるのではないかと思います。ただし,これらは初期の設定が必要ですよね。つまり,事前にアカウント登録をしておかなければなりません。
大学は,授業ごとに受講生が変わりますし,その都度,アカウント登録するのは現実的ではありません。(といいながら,GoogleClassroomあたりはアカウント登録して使っていますけどね)
その点,Googleの各種ツールや,Miroのブレインストーミングツール,そしてPadletといったツールは,もちろんアカウント登録することで細かい設定はできるのですけど,おおまかなところはアカウント登録せず,リンクをクリックするだけで参加できて,編集もできる(ほとんどの機能が使える)というのが魅力的です。
来年度は,ゼミでMiroを日常活用できないかと考えているところです。
ゼミで共同編集するツールとして,Scrapboxを利用しています。
このScrapboxとMiroの使い分け,わたしの中で,学生の中で,うまく消化できればいいなぁ,どうしようかなぁと考えている途中です。
Miroの魅力
Miroを使うと,メタバースの二次元版(なんだか,「汁なし担々麺」のような変な表現)ができます。
Miro上にマップを作成し,そこにいろいろとイベントやリンクを作成してMiroに複数の人間が集まってやりとりができる面白さ,楽しさがあります。
例えば,以下はいつも参考にしているスワンさんの具体例を見てみてください。
Miroに興味を持った方は,こちらもどうぞ。
Miroってどんなことができるの?です。
Miro初心者を超えた使い方を,やはりスワンさんが紹介してくれています。
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