
「学級経営の教科書」を著している白松賢先生(愛媛大学)から声をかけていただき,愛媛大学にて講座を行ってきました。
キーワードとして,「ICT」「学級経営」「ファシリテーション」ということをいただいたので,「ICTを活用した学級ファシリテーション」というタイトルにして,およそ3時間,わたしの話は最小限にし,たっぷりとみなさんに活動を楽しんでもらいました。
今回の使用ツールの中心は,Miroです。
ICT活用というタイトルにもかかわらず,ICTに一切触れることもなく,ただ話を聞いているだけ……という講座やセミナーが時々あります
もちろん,ICT環境があるかないかというハードルがあるので,なかなかやりたくてもできないときがあります。今回は,参加者がPCまたはタブレットを持参するということ,会場でWi-Fiが飛んでいてそれを参加者が使えるということから,Miroを全面活用してもらうように準備しました。
今回は,「傾聴」「対話」「コミュニケーション」を記録するツールとして,つまり,「ファシリテーション・レコーディング」としてのMiroの利用です(ファシリテーション・グラフィックとまではいきませんね)。言葉でのやりとりを「可視化する」ことでコミュニケーションのやりとりが圧倒的に促進されます。
時間も3時間あるということなので,たっぷりと活動に使えます。途中途中に休憩を挟んで進めるようにし,3部構成(3ステップ構成)にして進めるようにしました。わたしの癖として,いつもキッチキッチで講座内容を考えてしまい,終盤,飛ばすように進めてしまうことがありますが,今回は余裕を持って進めることができました。
わたしにとっても,このような進め方をしてみるのは初めての体験で,少しチャレンジングな内容でしたが,参加した皆さんのご協力のお陰で,計画していた内容をちゃんと提供できた形になります。
まぁよかったよかった。
わたし自身,感じたのは,こういう講座もたくさんやりたい自分がいるのだということ。自分が小学校時代に行っていた「活動中心の授業」のように,「活動中心の講座」をやりたいのです。今回は,そういう場と環境を準備していただき,いろいろと取り組んでみることができました。この経験は今後に生かしていきたいですね。

とにかく,本日参加された方は積極的にやってみよようとする方ばかりで,わたしの説明を受けて,どんどん前向きに取り組んでいく様子は素晴らしかったです。
もう,これだけでわたしの愛媛,そして松山は,とてもとても素晴らしい!というイメージが頭に焼きつけられました。
(もちろん,道後温泉,その他,松山の自然,風景,歴史はきれいで美しかったです)
あっという間の3時間だった。
講座が終了しても,みなさん話を続けていてなかなか帰ろうとしませんね(と笑ってお話するスタッフ)
みなさん,笑顔で始まり笑顔で終わりました。よかったよかった。
教室の空気が温かかったです。
どれもこれもみな,うれしいフィードバックばかりでした。
白松賢先生の圧倒的なホールド力
今回,こうして,安心して進められた一番の下支えになったのは白松賢先生の存在です。
実は,実際に白松先生にお目にかかるのは,今回が初めてでした。
わざわざ空港に迎えに来ていただき,ご多用の中,ずっとずっとわたしに寄り添ってくださいました。交わす話もとてもとても豊かでおもしろいです。
わたしは,自分自身がコミュニケーションに対して微妙な抵抗感を感じる人間なので,実際に白松先生とお目にかかったら,自分はどんな反応するのだろう……と思っていたのですが,もう,夢中で話し,笑い転げ,驚き,思考するわたしがいました。
夜,白松先生の学生や修了生たちも交えて会食させてもらったのですが,白松先生と学生たちとの関係性が素晴らしく,うらやましかったです。どうしたらあんなに自然にやりとりできるのでしょう。もちろん,先生と学生という関係で互いにリスペクトしあっているところは前提なのでしょうが,わたしの中でもよりよいモデルとして記憶しておきます。
わたしの中でおもしろかったのが,講座での白松先生の立ち位置です。
わたしの講座の最中,白松先生は最前列の中央に座って講座に参加し続けてくださいました。
これを読んで,みなさんどう感じますか?
私は最初,
「え?白松先生,そこにいるの?まさか,ずっとそこ?最初だけ,挨拶用にそこにいるだけですよね?」
と心のなかで呟いていたところ,なんと最後までそこにいる……という感じでした。
しかも,しっかり白松先生も活動に参加してくださるという感じ。
ビビリ屋のわたしは,それだけで緊張するでしょう!!!(笑)。
わたしに声をかけて読んでくださったはいいものの,きっといろいろと批判的に斜に構えた形で話を聞いているのではないか……とか,すぐにいろいろと余計なことを考えてしまう私です(爆)。
でも,でも……ですね。
「うっ」
と思ったのは最初だけで,あとはなんともなくなりました。
つまり,白松先生が最前列の中央に座り続けていても,なんの抵抗も,不自然さも,進行にくさもなくなっていたのです。
これって,(わたしの中で)おもしろいなぁと思いました。
「あっ,わたしの身体は,すぐ目の前に白松先生がいらっしゃってもそれを自然な姿と認められる程度の感覚でいるのだ」
と思ったわけです。
(まぁ,こんなことを考えながら,講座をしているわたし……まるで「めんどくさいな」と久能整くんに言葉を投げる原菜乃華さんみたいだねby「ミステリと言う勿れ」)
そんなこんなで,ますます白松先生の虜になったとさ。
初の愛媛,松山はよいことだらけ
いつか訪れてみたいと思っていた,愛媛にひょんなことで訪れることができました。
わたしにとって,初の愛媛,そして松山。
会う風景,出会う人々,どれも「良い印象」で本当によいことばかりでした。感謝いたします。

白松先生とともに,細々とわたしの世話をしくださった梅田崇広先生(愛媛大学)にも,重ねて感謝いたします。道後バーガーを食べながら,いろいろと深いお話ができたこと楽しかったです。上越に帰ってから自分の仕事に役立てたいと思います。

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