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研究室の引っ越し、完了!そして続く整理の道のり

2025年6月15日の日曜日に、私はようやく研究室の引っ越しを終えることができました。今年度、私が使っているフロアの改修工事があり、6月20日頃までに引っ越しを済ませる必要があったため、無事に完了して安堵しています。


書籍との格闘、そして電子化への挑戦

今回の引っ越しを機に、研究室の多くの割合を占める書籍の整理に着手しました。4月頃から不要な書籍の廃棄と、どうしても手元に残したい書籍の電子化、いわゆる「自炊」を進めていました。見た目にはそれほど多くないと感じていた本ですが、最終的には引っ越し時点でもダンボール20箱以上にもなり、改めて本の量の多さに驚きました。

時間が限られていたこともあり、結局「いつか使うかも」という迷いから手元に残してしまった本も少なくありません。新しい仮の研究室に移した本の中には、本当に使うのかと問われると疑問符がつくものもあります。学生にも話したのですが、10年、20年に一度しか使わないかもしれない本でも、1回だけでも役に立てばラッキーだと思ってしまう自分がいて、なかなか手放すことが難しいと感じています。

私自身は紙の書籍を必要としていないのですが、学生が借りに来る可能性を考えると、簡単に捨てるわけにもいきません。さらに、論文や雑誌原稿、講演などでエビデンスとして書籍を引用する際、電子書籍の引用を認めていないケースがまだまだ多いという現状があります。結局、紙の書籍の該当ページを示す必要があり、電子書籍ではその対応が難しいと感じています。研究費で書籍を購入する際も、紙の書籍でないと認められない場合があるようで、こうした現状に矛盾を感じずにはいられません。


書籍以外の資料整理とペーパーレス化への想い

書籍だけでなく、シュレッダーをかける作業にも多くの時間を費やしました。先日、10年ほど使っていたシュレッダーが壊れてしまうほど、毎日大量の書類を裁断し続けました。最近はコロナ禍を経て、紙の資料やワークシート、レポートを使う機会が減ってきていますが、それ以前に集めた大量のレポートや課題が実は手元に残っていて(つまりは,日々の整理を怠っていた結果でもあるのですが)、それらを毎日シュレッダーにかける日々でした。今現在,私は本当に紙の資料は不要だと思っています。会議などでも未だに紙で資料が配られることが多く、なぜ最初から電子データで配布してくれないのだろう、と感じることが多々あります。


ミニマリストへの憧れとキャリアの終盤に向けて

仮の研究室に移って今考えているのは、目の前にある20箱以上のダンボールを、元の研究室に戻るまで(3月)の間にできるだけ開かないようにすることです。そして、その間に少しずつダンボールの中身を見直し、この段階でさらに捨てるものや、電子化して処分できるものはそうして、最終的には20箱以上あるダンボールを10箱、いや、5箱くらいにまで減らせないかと狙っています。

そろそろ自分のキャリアの終わりも見えてきていることもあり、研究室の中、ひいては自分の身の回りにあるものをほとんど持ちたくない,なくしていきたいという気持ちが強くなっています。いわゆるミニマリストに憧れていて、自分の終末を考えた時に、すっきりと、そして後々の人に迷惑をかけないようにしていきたいと強く願っています。

終わりに向けた自分の満足いく生活、そして過ごし方をしていきたいと願う今日この頃です。

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© 2022 by Takayuki Abe

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