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執筆者の写真あべたか

本日も新たなチャレンジ〜オンライン教職員研修で先生たちとアクティブ・ラーニング


本日も新たなチャレンジ。

全くつながりのない方(佐渡)から,連絡をいただいた。もともとつながりのある方から引き続きご連絡いただけるのはもちろんうれしいが,わたしとかかわりのない方が「阿部隆幸」という教育界の隅っこの方にいるわたしをどこからか見つけてきて声をかけてくれるのもうれしい。


チャレンジ内容は2つある。


テーマは家庭学習

1つは,わたしにしては珍しいテーマをいただいたこと。「家庭学習」に関する内容だ。わたしは,基本,学校教育に関するなんでも屋なので,「わたしでよい」「わたしがよい」という方からの依頼であれば,わたし自身が想像つかないもの以外であれば基本,引き受けることにしている。

今回は,2020年に上越教育大学教職大学院研究紀要でわたしは「家庭学習」に関しての論文を載せてもらっているので,それを見つけてくださってのことと思う。


わたしは,家庭学習に関する研究者ではないので,この度の依頼があって,再度,調べ直した。様々な発見があっておもしろかった。このおもしろさを本日参加される方と共有できたら嬉しいなと思って資料を作成していった。


オンラインでアクティブ・ラーニング

2つは,「オンライン研修」での「アクティブ・ラーニング」。ICT好きなわたしであるが,「自ら講師となるオンライン研修」は好きではない。これは,「オンライン研修」が嫌いということではなくて,60分,90分,話し続けるというスタイルが苦手であり,嫌いなのである。

まずもって,一方的に長時間話し続けるコンテンツを持ち合わせていないし,長時間集中して聞いてもらう技術もない。「オンライン研修」というと,多くの場合,話し手が一方的に話し続ける形になり,聞き手は聞き続けることになる。これってどうなんだろうと思う。

もちろん,対面形式の場合でも,「話し手が話し続ける形式」の講演をされる方やそれを望む会があるのだろうけど,わたしは……それはいい。

「学習者主体の〜」と言っておきながら,それを学ぶ形が「学習者主体」でないのはどうなのだろうと思う。(もちろん,一方的に話し手が話す講演形式でも,聞き手が頭の中で思考を巡らせて聞いて学ぶということもあるだろう。けれども,そうならそれこそ「オンデマンド」でよいし,「オンデマンド」であるのなら,わたしではなくてもっと質のよい話し手の映像を借りてきて,買ってきて,視聴すればよい)


オンラインの教員研修というと,その多くは,話し手(今回で言えばわたし)が一人でこちらから話し,聞き手(当日,研修に参加する教員の皆様)が大きめの会場に一箇所に集まり,話し手の顔を大きなスクリーンかモニターに映し出して話を聞くという形だろう。


そんなこんなを,今回,わたしに依頼してきた方にお話をしたら,「オンラインでおもしろくするためにはなにか考えがありますか?」と尋ねてきた。


そこでわたしは,ダメ元で,「途中途中,ブレイクアウトルームに入って,わたしが話題提供したことに関して話し合ってもらうという形式で進められるのなら面白いかもしれません。ただし,その場合,1人1台で,しかもハウリングしない環境でZoomに接続してもらうことが必要になりますが。」とお話した。


すると,「いいですね。その方向で進めてみましょう。」ということで本日を迎えた。このようなわたしの無謀な提案を快く受け入れてくださったこと自体,とてもうれしいし,研修への前向きな姿勢を感じる。


今回は,佐渡のある中学校地域での教員研修で,1つの中学校,3つの小学校の先生たちが集まる形になる。ブレイクアルトルームでは,各学校の先生たちが散らばって集まることになった。コロナ禍で,学校間での情報共有がまだまだ十分にできない状況である。4つの学校の教員が組織を離れて自分の学校の状況をもとに,自分の考えをもとに「家庭学習」の話ができる。これだけで十分ではないか。わたしの話や情報提供以上のとても価値ある時間になると感じた。わたしの情報提供は,みなさんの話し合いのほんのちょっとの潤滑油になればいいという感覚で整理して準備をした。


振り返り

いつものことといえば,いつものことなんだけど……。

ちょっとせわしなかった。貧乏根性なんだろうなぁと思う。

90分なら90分,120分なら120分,きっちりと時間を考えて構成したくなってしまう。

どうせ,実際はそのとおりに時間が進むわけはないのに。

もう少し「遊び」というか「幅」を持たせなくちゃね。

ちゃんと,自分なりにバッファをもたせたつもりだけど……。

それでも,まだまだだ。

これって,自分の余裕の無さもそうだけど,「臨機応変力」というか「即応力」に自信がないために,かっちりきっちり事前にこうなるようにとしたくなってしまうわけ。

もう少し,成長しなくちゃ。


とはいいつつも,参加してくださった皆さんはとても協力的で助かった。

ブレイクアウトルームへの往来を頻繁に行い,かつ,その都度,ファシリテーターを代えるというシステムをちゃんと受け入れてくださり,にこにこと参加してくださった。

こうした「学び」って参加者の好意,いわば主体性に支えられている。

ありがたいなぁと思う。


みなさん,学び多き時間だったかどうか……。

そうだといいな。





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