
無事終了!みなさまに多謝!!
自作の「オンライン研究大会」を行うようにして本日(2023年3月4日),3回目。
なんとか終了。
ホッとしている。
小心者のわたしは,その週に,その1日に,何か大きなイベントがあるともうそれだけに頭と心がもっていかれて他のものが手につかなくなる。
今週は,とにかくこれ。
この大会のために,1年前から計画を立てて進めてきた。
本日の基調講演をしてくださった松久眞実先生をはじめ,近藤先生,関原先生,佐藤先生。そして,意欲的に研究発表をしてくださった皆様。とかく感謝いたしたい。
研究発表は,この大会に毎年発表することを目標にしてくださる方もでてきたと同時に,新たなチャレンジとして申し込んでくださる方もいらっしゃる。研究者も,現場の方も,そして学生も発表してくださるようになって「学会」として少しずつ少しずつではあるが定着してきている感がある。
関わってくださっているみなさまに感謝である。
特に,研究大会に特化すれば,係として動いてくださる学生たちがいないと何もできない。
事前の打合せ,Zoomの接続テスト(リハーサル),本番当日と献身的に動いてくださり,運営する側としては頭が上がらない。素敵な学生たちと関わることができて幸せに思う。
そして,当たり前だけれど,積極的に参加してのめり込むように講演や発表に耳を傾け,参考になる質問をしてくださった多くの参加者の皆様に感謝である。参加する方々がいなければそもそも成り立たない会である。
とかく「学級経営」は名前ばかりが独り歩きして,「どのようにしたか」「どのようにしたいか」ということばかりで会話がされすぎて,「それが本当に効果的か」「なにがそのような状況にしたのか」などは,他の学校教育実践以上にされていないことが多いように思う。もともと,「学級経営研究」というものがあまり存在しなかったのだから。
第5回とはいいつつも,5回も続けてこられたこと,少しは周囲に影響を与えているのではないかと思いつつ,これからもゆっくりと歩みを続けたい。
まだまだ歩き出したばかりだ。
松久眞実先生の基調講演,そして鼎談
「あったかクラスづくりの秘訣」と題して進めていただいた基調講演。
会を運営する側としてのお得感は,例えばこれだ。
今までお近づきになりたかったけれどもどうにも接点がなくお話する機会がなかった方とお近づきになれる。今回も,松久先生とお近づきになれたこと,わたしの財産になるだろう。
初の松久講演の感想は,「なるほど(共感),すごい,さすが!」であった。
「エピソード」と「実践」と「理論」の三角形の関わり方が絶妙で,どの立場の方が聴いていても(といっても,基本,現場のエピソードベースから語られるので現場の方が最も理解しやすかったと思うが)理解しやすかったと思う。
松久先生の話に惹き込まれるのは,自身の弱みや失敗も自己開示しながら話をすすめるところ。
そして,それらをしっかり省察し,メタ認知し,次に生かしているところがすごいなと感じた。松久先生の中の「経験学習サイクル」をしっかり回しておられる。どんどん前に前に進めるのは納得である。
わたしは,現場にいたにもかかわらず,その時々のエピソードというものが出てこない。
だから,松久先生のような方々を見ると,どうしてこんなにエピソード語りができるのかとあんぐりと口を開けた状態になってしまう。わたしがたぶん,日常的にボンヤリ生活したり,省察の力が弱かったのだと思う。今からでも遅くない(と思いたい)。しっかり「今」を意識して生活してみたい。
その後の鼎談も,おもしろかったなぁ……。
これぞ,リアル。
予定調和なしのやりとりは見ていて楽しい。そして,即興的な学びがある。
あそこにいた人にしか感じることができない,貴重な学びであった。
研究発表の時間
今年は40件の発表があった。
上にも書いたけど,研究者,学校現場,学生の方々がうまい具合に発表してくださるようになってきているのがうれしい。
発表題目を見ても,バラエティに富んでいてうれしい。
「学級経営」という名称を看板に,ぜひとも様々な方々がここにいらっしゃって様々な方々と交流をしていただきたいと思っていたので,この広がりはうれしい。
今回は自分のなかに「めあて」があって,研究発表後の質疑応答で質問をすることであった(なんだ,そんなことと言わないでね)。結果,3回質問をすることができた。参加者のみなさんにね,積極的な質問を!と促しておきながら質問しない,できないなんてね。でも,まぁ,やっぱり勇気が必要になるよね。
質問することで,発表だけではわからなかった自分の知りたいことがわかった。対応していただき,ありがたく思った。
さて,来年度である。
今のところ,世の中の動きに合わせて,来年度はいよいよ対面で研究大会を行う予定でいる。全国の方々と「対面」にて,「学級経営」に関する考えを交わすことができるのが今から楽しみである。
私自身,広く深く学級経営に関する交流ができるように自分自身のアップデートに励み続けよう。
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