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執筆者の写真あべたか

圧倒的なアクティブ・ラーニング体験〜小島貴之さんの模擬授業(R5実践セミナー「学校教育実践」)


わたしが所属するコース学部3年の授業に『実践セミナー「学校教育実践」』というものがあります。各回コースのスタッフで分担して授業を担当しており,今回はわたしの担当でした。

シラバスの内容は,「現職院生からの模擬授業の体験を通して授業について学ぶ」です。ここ数年,わたしは同じところを担当しており,毎年,いろんな現職院生に模擬授業をお願いしてきました(過去にお願いした方々,本当にありがとうございます)。


今年は,わたしのゼミに所属している小島貴之さんにお願いしました。


お願いした内容は以下です。

  • 20分程度の模擬授業を考えてほしい。

  • 内容は以下のようであれば何でもよい。おまかせする。

    • 小島さんのこれから教師になる学部生に向けたメッセージがこもったものだと嬉しい

    • 小島さんの「熱き思い」が込められたものだと嬉しい


結果,「目標と学習と評価の一体化」を意識した「アクティブ・ラーニング」授業をブンブンと展開してくださいました。

ここは,アドバイザーと学生という関係よりも,「授業づくりネットワークのメンバー同士」という目線で,わたしも楽しみにしていたんですよね〜。

(小島さんには,この2つの関係が日常的に入り乱れてしまい,混乱させているかもしれません。申し訳ないなぁと思いつつも,まぁ,自ら飛び込んできたんですからね……笑)


この土日に行われた大学祭を授業の導入(アイスブレイク)に使い,学生たちを前乗りにさせ,活動したくてしたくてたまらないようにさせていく仕組みはすごいの一言でした。

アクティブ・ラーニングを展開していく際,目標と学習と評価の一体化をもとに授業を組み立てている様子はなんか美しいといってもいい感じでした。

学生たちは,当たり前に動き回り,活動が止まりませんでした。そのうえで,ちゃんとしっかり思考する時間も確保していることがスマートでしたね。


模擬授業後に,小島さんからこの授業をこの時間にどうして行ったのか,熱き思いを語っていただき,その後に,「模擬授業のこと」「小島さんの語りのこと」を受けた質疑応答をしました。


学生さんたち,手が挙がるわ挙がるわ……すごいすごい。

学ぶ意欲が高い方々とやりとりするのは楽しいです。


内容も,自分が数年後教員になっていることを想定し,自分事として考えた質問や最近教育実習を終えて学校の現場を考えての質問等,なるほどなぁというものばかりでした。

彼らと一緒に働けるのだったら職場も楽しそうです。


次回の授業では,今回の模擬授業をビデオ録画していたので,それを学生たちと視聴しながら,「ストップモーション方式」で授業検討会を進めます。

今回の小島さんの模擬授業は,特に教師主導の授業ではなく学び手中心の授業だったので,ビデオ分析を進める時,学生たちがどのように見ていくのか楽しみです。


今現在,「ストップモーション方式」だけを伝えてあとは学生に任せてみるか,もう少し,学生同士のやりとりが噛み合うように,わたしから視点を提供するか,迷っている自分がいます。どちらにしてもおもしろそうです。


今後の展開にワクワク感を与えてくださった小島さんに感謝いたします。






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