コモディティ化と希少性(レアカード)とコアクオリティと
年明けの授業が始まりました。
学生の年末年始の休みボケを心配しておりましたが(なぜなら,わたしが人一倍休みボケしているからです),そんなこと一つもなく,3人の自身のコアクオリティを体現する20分の模擬授業はどれもこれも「その人ならでは!」のオンパレードでした。
ほんと,うちの学生さん素敵だわ!
【参照】授業に関してはこれを見てね。
最近視聴した,落合陽一さんが出演していた動画で,落合さんは(今までもそうだったが)今年は,より多くのものがコモディティ化していくとおっしゃっていました。
コモディティ化とは,まわりのものが同じようなものであふれて差別化されなくなり,それらの価値がどんどん薄くなっていくようなことを言います。
そういう意味で,希少性が大切になってくると落合さんは語っていました。
「よのなか科」で有名な,藤原和博さんは,以前から「レアカードになれ!」みたいなことをおっしゃっています。これも,落合さんと同じような感覚からくることだと思います。
がんばって人と差別化しようとして,自分の特質とかけ離れたことをがんばってもいつかは,無理がきます。
その意味では,自分のコアクオリティ(自分の好き,強み,こだわり)を見つめ,それを磨いていくことこそ,無理なく希少性を発揮できる,自分がレアカードになれる近道ではないでしょうか。
本日も,三者三様の興味深いコアクオリティを磨きに磨いた模擬授業を展開して,ぼんやりしていて私の頭がふっとんだわけですが,その中でも3つめの「かつら」の授業がめちゃくちゃ興味深かったですね。
かつらの授業
まず,かつらの魅力を語ります。
授業者にとって,かつらは,個性を発揮するもの(自己主張)でもあり,個性を隠すためのものでもあるという話でした。それを例をあげながら話していきます。派手なかつらをつけて目立とうとする話,落ち着いたかつらをつけて周囲に溶け込もうとする話,なるほどなぁです。
授業者は,日常的にかつらを身に着けているわけですね。それも,何種類ものかつらを。また,購入したかつらを自分好みにカットするなどしてまた一工夫加えて,かつらそのものにも愛着を覚えているわけです。ふうむ。深い。
そこで,学習者をグルーピングして,グループ数準備したかつらを他のグループには見せないようにわたして,グループのモデルにかつらを被ってもらいます。カチューシャとかブラシとかも用意して,いろいろと飾り付けられるようにもしておきました。
最後は,かつらのファッションショー。
授業参加者も,未体験を体験できたり,工夫を加えることができたり,非日常を楽しめたり……ともりあがる要素満載でした。
私自身も,今のかつらの仕組みを理解できておもしろかった。
(よし,将来に役立てよう……\(^o^)/)
ようし,
やっと2週間ほどの長い眠りから頭が冷めることができそうです。
学生たち,ありがとう。
あらためて,わたしたちは学生の学びの環境づくりをしてあげて,あとは,共に工夫やがんばりを喜び,応援するだけだなぁと思った次第です。
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