仲田義則先生から学ぶ<『学び合い』で学校はこう変わる!〜学校経営も「目標と学習と評価の一体化」〜>

本日(2022年8月27日)は,水落芳明先生(上越教育大学)から声をかけていただき,福岡県からいらっしゃった仲田義則先生から学びました。
タイトルは「『学び合い』で学校はこう変わる!〜学校経営も「目標と学習と評価の一体化」〜」です。
仲田義則先生とは,2013年からお付き合いさせてもらっています。
わたしが,2013年(平成25年)に「『学び合い』フォーラム福島大会(8月)」の事務局を務めます。その時に,わざわざ福岡から仲間を引き連れてご参加してくださいました。その時に初めてお目にかかり,意気投合しての今があります。
教諭時代から校長まで……,「目標と学習と評価の一体化」した『学び合い』を幹として続けられた事実とデータ。経緯と結果。もう,圧倒させられました。
仲田先生がご提示した内容の具体的なことはお話しません。デリケートなデータも含まれていますし,何より,その場でこその学びなのでここに書いても仕方ないです。
そこで,仲田先生のお話を通して,私自身が感じたことを書いておきます。
リーダーシップとは他者が喜ぶことをすること
最初,水落先生が学生に仲田先生をご紹介する時に「とにかく,みなさんが喜んでくれることが大好きな先生なのです」と紹介しました。これが仲田先生を一言で表すのに一番適していると思いました。
最初に仲田先生ご自身の『学び合い』ヒストリーを話していただきました。『学び合い』が全国に広がる前後から仲田先生は精力的に動き始めます。わたし自身はもう少し前から『学び合い』を学び,自分自身で実践に取り入れていくわけですが,この当時の仲田先生とわたしの決定的な違いは「仲間(同僚)を巻き込む」か否かです。
もともと,孤独な活動を好むわたしは『学び合い』を学ぶにしても一人で行動するのですが,仲田先生は「仲間(同僚)」を巻き込んで行動します。福島,大阪,東京……と『学び合い』を学ぶ活動をしていくわけですけど,いずれも,今後共に『学び合い』を研究し続けてくれる(かもしれない)仲間を誘って参加するわけです。
すごいな。
引け目を感じます。
学力向上を実現させる『学び合い』
今でもわたしの研究室には,わたしのもとで『学び合い』を学んでみたいという学生が入ってきます。しかし,私自身が「学級経営」色を強めたからか,『学び合い』を追求,研究していこうとする学生に特に進めていないのに,『学び合い』を通して
人間関係が良好になったか(変化したか)調べてみたい
自己肯定感が向上するか調べてみたい
のような,つまり,人間関係のことだったり,情緒のことだったりを調べてみようとする学生が多くなっています。
そんな中,仲田先生の話でたくさんの時間を割いたのが「目標と学習と評価の一体化」した『学び合い』と学力向上の話でした。直球がズドーンでした。
学校で様々な課題がある中で,まずは学力を向上させたい。それをするには『学び合い』が最もよいであろう!そういう信念の中で進めていくわけです。
だよねだよね,そうだよ