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執筆者の写真あべたか

ポスター発表に向けて今年の試行錯誤〜R5学校支援プロジェクト第2回全体リフレクション


2日前(2023/10/20),本年度第2回の「学校支援プロジェクト全体リフレクション」がありました。

大雑把に説明するのなら,学校支援フィールドワークを行っているチームごとのポスター発表です。

今年,阿部ゼミは,2つのチームがあり,2つに別れてポスターを作成し,発表を行ったということになります。


何度も書いているように,今年度は,今までに比べて,意識してわたしは少し強めに関わるようにしています。まぁ,例年,ほぼ院生に任せていた中で,少し強めに関わっている……ということなので,他のゼミと比べてそれが結果的に普通になっているのか,それとも,他のゼミのアドバイザーもほとんど院生に任せているので,全体から見てわたしが強く関わっているのかは不明です。

とにかく,自分基準としては,少し強めに関わっているということです。


そういう気持ちを持って,4月から院生たちと関わってきているわけですが……,(わたしの性格がもともとブレブレだからということもあって)若干,揺れてきている今はあります。

本当にこの関わり方が院生の力を伸ばしてあげられる方法なのか?院生の「やりたい!」を応援してあげられる方法なのか?……とね。


とはいいつつも,すでに今年度後半に突入して,しばらく経っているので,院生の声を聞いたり,態度を伺ったりして若干軌道修正はしつつも,今年度はこの方向性で最後まで行ってみようとは思っています。


学生の活躍

本番は2チームとも,全員が互いの役割を分担して,聞き手に向かって真剣に話している姿が印象的でした。少しでもわかってもらえるように,わかりやすいように話そうとする姿はうちのゼミの「学び手主体」ということを意識していることが伝わってきます。

同時に,相手に向けて話していくことで自分の声を自分の耳で聞いてその理解を確かめていくと共に,相手から思いもつかない質問を受けてその場で自分のもっている全てを総員して答えることで,大きな学びがあったことと思います。

この学びをちゃんと次に移せるといいですね。


ポスター発表に向けて

今回わたしは,「ポスター発表」よりも,「ポスター発表準備」というところでいろいろと院生とやり取りをしました。


難しいのが,「ポスター発表」というのをどのように捉えていて,「どのようなポスターがよりよいのか,目指すのか」ということをチームメンバー,せめて阿部ゼミメンバー内で共有できているのかということですね。


今現在は,学校支援フィールドワーク最中であり,150時間の実習の後半に入っているところです。ですから,今回の発表は,学校支援フィールドワークの中間発表ということになります。

この「中間発表」という意識を強くもち,「目標と学習と評価の一体化」の考え方のもと,今現在示すことのできる理論や根拠(エビデンス)をどれだけ表現できるかどうかということを念頭におき,学生さんたちとやりとりをしました。


そこが伝わっているかなぁ……。そこに関して,ドキドキしています。


心配ごと

アドバイザーや指導者が強く,こうした学生の活動にコミットすると,学生たちの主体性が損なわれるときが生じます。そして,学生たちの「目指すところ」や「正解」ではなく,アドバイザーの「目指すところ」や「正解」を学生たちが意識する,求めるようになるときがあります。それじゃあ,ダメダメです。


わたしが,昨年度と変更し,自分が少し強くゼミに関与することの心配ごとの一番はここになります。


理想としては

理想としては,わたし自身も院生と対等な関係を保ち,学徒として,学生が関わる研究やわたしが興味ある研究と意見を交わして,双方にとって思わぬ創発を呼び起こし,話始めのときには予想もしなかった終着にたどり着くところです。


まだまだ,わたしは学生に気を使わせてしまっているところがあるかもしれません。また,ファシリテーターとして未熟なところもあるのでしょう。


日々,考えていきます。学んでいきます。



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