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インストラクションを実用的に学ぶゼミ時間

執筆者の写真: あべたかあべたか

本日は、「インストラクションを実用的に学ぶゼミ時間」という形でゼミの内容を準備し、進めました。

今年は、例年以上にゼミに力を入れています。

(というか,ゼミ時間をわたしがホールドし,進めていくことが多いです。)

とにかく、ゼミ生に力をつけてあげたい!その思いだけです。

もちろん、わたしがゼミ時間中、話し続けたのでは何の実践力も身につきませんから、以下にして濃縮にして、思考する、活動するための情報を提供し、ゼミ生の活動時間を長く取るかということを工夫しています。とはいいながらも、いつも予定より多めに話してしまうことに反省。ここは私自身の改善ポイントです。


アクティブ・ラーニングを中心に、学習者主体の「学び」(授業であろうとなかろうと)は、学習者の「自己選択」「自己決定」の自由な時間が中心になります。

ですから、「ファシリテーション」の第一歩としては、インストラクションが肝になってきます。

基本的に、多くの時間で一歩引いて全体を見ていくファシリテーターにとって、唯一、少し前に出る場面と言ってもいいかもしれません。


ゆえに、ここがその後の活動が良好に展開するか否かの分かれ目です。


学生たちは、今後、学校実習(学校支援フィールドワーク)や教育実習で用いるとともに、個人の実践研究においても(阿部ゼミでは当たり前ながら)活動中心の学びが中心になるので、インストラクションをしっかり準備して、意識して行えることが大切になります。


インストラクションのインストラクション

最初に、わたしが言わば「インストラクションのインストラクション」をしました。

今の時代に、インストラクションをしっかり行えることがどれほど大切かということ(価値のインストラクション)、本日のゼミの時間にてインストラクションの基本をおさえて現場で及第点のインストラクションができるようになることが目的であること(意図のインストラクション)、わたしが子どもたちを前に行った授業やインストラクションの実際とその際に気をつけることなどを書き記した書籍などをもとにどのようにインストラクションを考えて行うかということ(方法のインストラクション)をして、活動を開始しました。



積極的な活動

少しずつ、ツーカーの間柄になってきて、わたしが事前に予備情報を知らせると、ゼミの時間までにしっかり準備する人たちが増えてきています。なんだかすごいです。

こういうのを相乗効果というのでしょうかね。

学生たちに乗せられて、わたしもどんどん準備を重ねてしまいます。

Scrapboxが各学生の中で、有機的に使えるようになってきています。

すごいすごい。

各学生の活動内容がScrapboxで可視化されて、いい感じに情報交換ができます。


がんばれ、みんな

結局、「やるか、やらないか」「考えるか、考えないか」はゼミ生次第、本人次第です。

でも、いざ、実習が始まってからあたふたしたり、いざ、就職して現場にたってからあたふたしたりする学生を見るたびに、もう少し、わたしになにかできなかっただろうか……と考えます。

わたしにできることは、大したことではないのですが、少しでもみんなが前に進むための「きっかけ」になりたいと考えています、


来週のゼミは、阿部ゼミ内での質的研究の共通理解と技術共有の時間を過ごすつもりです。

今回は実践に生かす、次回は研究に生かす、です。

毎週ワクワクします。






 
 
 

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