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わたしのゼネラリストとしての強みは,いろんな役割をサイクル式で経験してきたことから身につけてきたのだと思う


2024年3月9日(土)の日本学級経営学会第6回研究大会では,ほぼ受付専任担当だったわたしです(笑)。これ,嫌味で言っているわけではなく,この歳になって自分の好きがわかってきた感じがあります。

今回も,わたしはわたしの立場で,十分研究大会を楽しみましたし,この立場だからこそ,見えたことや感じたことがたくさんあります。


そういえば,わたし,授業づくりネットワークが200人規模の大規模集会を実施していた頃も,佐内信之さんの下についてずっと受付担当をしていました。あの頃は,30代だったでしょうか。


思うんですよね。

「いろんな役割を,階段式ではなくて,サイクル式に経験していくようにすれば,互いの役割を思いやり,お互いを察することができるのではないか」

と。


低学年担任も,高学年担任も

例えば,学校現場では,低学年担当専任のような方がいます。もちろん,高学年担当専任のような方もいます。

そのようなところでよく聞くのは,

「わたしが担任していた頃はあんなに素直で素敵な子だったのに高学年になってどうしてそうなってしまったのだろう」(低学年担当専任のような方からの声)

です(笑)。

また,

「どうやったら,ちっちゃいうちにこんなにやんちゃな子どもに育ててしまうのだろうか……」(高学年担当専任のような方からの声)

です(笑)。


わたしは,過去に「6年担任→1年担任→6年担任→1年担任」というのを経験したことがあります。どっちも楽しいし,どっちも大変です。どちらからの見方もできるというところがポイントですね。

特に,3月から4月はめちゃくちゃに頭と体が混乱しますよ(笑)。

そして,その学校でまるで自分自身が中心になったような感じになります。

なぜなら,3月は卒業に向けて数多くの提案文書の作成と提案や学内の行事があります。4月に入ったら入ったで,入学や1年生に向けての数多くの提案文書の作成と提案や学内の行事があります。


担任も,担任外も

また,管理職こそなりませんでした(なれませんでした)が,それ以外の学校内の役職は一通り経験してきました。学級担任,教務主任,特別支援コーディネーター,生徒指導主事,研修主任,交通担当,保健主事……。

ここのポイントは,「階段式」ではなく「サイクル式」で経験するということです。

例えば,会社などでは,20代に行う仕事(または役割)と30代の仕事(または役割)が明確に区分されているところがあるかもしれませんね。外回りから内勤みたいな感じ(その逆もあるのかな?)。

学校でも,若い時は学級担任が当たり前だけど,歳を重ねる中で,(管理職にならないまでも)学級担任から離れた業務になっていく……ということもあるかもしれません。

わたしは,「学級担任→教務主任(学級担任外)→学級担任」ということを経験しています。

一度,学級担任から離れて,かつ,教務主任という,いわば職員室の学級委員長的な立場(管理職もそのような位置づけになるかもしれないけれど,どちらかというと職員室の担任みたいな感じですよね。管理職は)をしてから,再度,学級担任を経験するというのは,また異なる目線で見ることができて,よりよいです。


再度,経験する(経験できる)ということが大切で,わたしのように,相手の立場に立って想像してみることが苦手な人間にとっては,想像どころか実際に経験をするわけですから,ガツンといろんな意味で,自分の逆の立場に立つことができるわけです。

この価値は大きいですよ。


表も裏も

セミナーや講座。

若い時は,少しでもそれらに関わりたくて,受付でも,駐車場係でもよいから,主催者側になってみようと思っていました。

いつかは,セミナーや講座で,自分も話す側の役割もしてみたいなぁという気持ちももちつつです。

セミナーや講座を計画し,用意し,当日は裏方として動いていくこと,自分が参加者の全面に出るわけではないのですけど,何か動きを生み出している(生み出そうとしている)というワクワク感があります。

セミナーや講座で,参加者を前に自分の時間をもらって話したり,ワークショップをしたり,演習を進めることは,直接,参加者の表情や声,アンケートからフィードバックをもらえることができて,これはこれでガツンと来ます。また,セミナーや講座を設定した事務局から声をかけていただき,自分が前に出る役割をもらった時は,自分が事務局をしていた時の経験をもとにして,その事務局が求めていることはなんだろう,自分はどんな役割が期待されているだろう……といろいろと想像しながら,セミナーや講座の準備をします。


様々な役割を経験するときの注意

以上のように,「ゼネラリストのスペシャリスト」をめざすわたし(たち)としては(笑),様々な役割を経験することは,まさに「ゼネラリストのスペシャリスト」に向かっていくためには必要なことです。


しかし,(もしかしたら最近の私がそうだったかなぁ)注意しなければならないことがあります。それは,数多くの役割の経験をしたことを,傘にかけて,上から目線で話したり,指示したり,命令したりすることです。

たぶん,これは,もっともたちが悪い「ゼネラリストのスペシャリスト」の落ちぶれた姿です。老害とでも言えましょう。


様々な役割の経験をしたのなら,その時々の役割の様子を思いやって,「こちら側とあちら側」のおもしろさ,たいへんさを感じ入りながら話したり,振る舞ったりできることが大切だと思うのです。




実は,今回の研究大会では,研究発表もしようと思って少しずつ準備をしていたのですが,自分の計画がうまく進まず,また発表者の人数がちょうど40組だったこともあって,研究発表をとりやめました。

来年度は,上越教育大学から離れての開催ということもあり,また違った形で積極的に第7回大会にコミットしてみたいと考えています。


同じものや状況を,全く別なところから見てみたり,感じてみたり,振る舞ってみたりすることで,いろんな楽しさを感じることができます。

わたしもそうですが,みなさんも,ぜひ,いろんな役割をサイクル式に体験してみることをおすすめします。

(実は,管理職も一度なってみて,また戻ってくるというのが,特殊ではなく日常の一つになったら,つまり,サイクルできたら,おもしろいと思うのですけどね。一方が一方に不満をぶつけるだけの関係性にならないと思うのです。だって,数年後は自分がそちら側になるかもしれないという制度になっていればね。身勝手なこと言えないし,できないですものね)




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