
以下の記事の続編のような形です。
本日(2025/02/18),自分が所属する領域の用足として,1週間前に訪れたアトリエを再訪しました。
お借りしたものがあったので,本当は少しでも早くお返ししたかったのですが,なんだかめちゃくちゃ忙しいのです。
大学の授業を終え,加えて,修了や年度末の行事もほぼ終わりを迎えつつあるこの時期に,とてもとても忙しくて仕方ないという感覚は今までの私にはありません。
どうしてかなぁ……。
少し,仕事に追われている感覚はあるものの,自分の中でやりたいことをやる(つまり選んでの忙しさ)なので,それは充実感として代用できそうです。
そんな中,申し訳ないと思いつつ,お返しに向かったところ,1週間前と同じように温かい空気に包まれて帰ってきました。
せっかくだからと,私も個人的に購入。
七宝焼の風景です。
実物を見てもらえればわかりますが,色合いがとてもとてもいい感じです。
これで上越を,妙高を,いつ離れたとしてもこの地の風景を鮮明に思い出せます。
この作品を眺めながら,何分でもコーヒーを飲んでいられます。
うーん,いいわぁ。

さて,今回は手ぬぐいで,話が盛り上がりました。
ご主人が,手ぬぐいのコレクターだったらしく,かつては400枚ほど集めていたということから,話がどんどん広く,そして深く展開していきます。
私,自分で言うのもなんですけど,人と話をすることが苦手です。
もう少し細かく分析すると,「雑談」が苦手です。
つまり,何気ない話をする……ということが,どうもね。
なかなかできないのです。自分自身がそれをおもしろいと思わないからなのでしょうね。
でも,たま〜に,のめり込むように話が盛り上がる時がありまして。
それは,今回がいい例です。
つまりは,ある方の深い話を探り続ける……というやりとりが大好きなのです。
この場合,話題は何でも構いません。
クリケットでも,将棋でも,苔でも,神社仏閣でも,ラップでも……なんでも。
私が抱いた疑問に,付き合い続けてくれる方だったら何でもいいのです。
息子が私に言った言葉があります。
「お父さんは,ラップだったり,アニメだったり,広くいろいろと知ったようにして俺に話しかけてくるけど,そこから一つ二つ,深い問いをすると言葉に詰まって何も答えられないこと多いでしょ(笑)。結局,表層的だよね,浅いよね……(上から目線で……笑)。」
まぁ,確かに。
知りたがり屋なのですけど,表層的ですし,知識としてある程度のことを知った段階で,全てを知ったような気になって満足し,そこで追求を終えてしまいます。だいたいにして,それらの本質を掴む前に,それらを実際体験する前に終わるのが常です……苦笑。
あれれ?
どんどん話が脇にそれていった……汗。
話を戻すと,ご主人は,七宝焼にしても,手ぬぐいにしても,さすがに奥が深くて,いくらでもお話をお聞きしていたいという雰囲気をお持ちの方でした。
受容的で,温かみがあるのですね。
私もそういう感じを目指します。
話がもりあがって,伊右衛門の手ぬぐいをいただいてきました。
これはこれで,味があっていいなぁ。
写真は研究室のドアに磁石で貼り付けてあるのですけど,本当を言えば,もう少し木造の戸棚だったり,柱だったりにいい感じに飾り付けたいですね。
2月に入り,2度目の大寒波襲来のこの時期,心はとても暖かくなりました。
ありがとうございます。
今後,折を見て,訪問させていただきたいと思いました。
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