本日のゼミは「対人関係ゲーム」の理論と実践
本日のゼミは「対人関係ゲーム」の理論と実践です。
うちのゼミでは,「対人関係ゲーム」の理解を深めて,現場に持ち込みたいと考えている学生がいます。
それはそれで,学級経営と授業運営に関係する内容なので,「どうぞどうぞ,積極的にどうぞ」です。
せっかくですから,それがどんなものなのか,ゼミのメンバーに調べたことを伝えて,その実際を進めてもらうこと(つまり,アウトプットすること)で,自分自身の理解の深まりも確認できることでしょう。
ということで,やってもらいました。
こうして,研究を進めている学生は自分自身の理解の再確認をすることができて,他の学生は新しい知識を得ることができます。
もちろん,疑問や質問を投げかけることで,研究を進めている学生にとって「当たり前のこと(既知のこと)」が実は,他者にとっては当たり前ではない,スルーできないことだということがわかります。
とてもいいことですね。
このゼミの時間のために,しっかりと準備をしてくれて,「対人関係ゲーム」の背景を説明してくれました。
なるほどなぁと思ったのは,今回,たくさんある対人関係ゲームの中から4つの活動を選んで進めてもらったのですが,事前にGoogleフォームを通して質問を行い,その質問の結果から4つの活動を取り出しています。
これは,対人関係ゲームにとってはよくやることのようです。
面白い考え方だと思いました。
「対人関係ゲーム」は田上不二夫先生が開発して広めた考え方で,「言語的・非言語的に人と関わりあう遊びを使って人と人とを心理的につなぐカウンセリング技法」と言うそうです。
「プロジェクト・アドベンチャー」「ソーシャルスキルトレーニング」「構成的グループエンカウンター」「グループワークトレーニング」「アサーショントレーニング」「……」いろいろあります。
興味関心ある学生が,理論,背景をしっかり調べた上で,実際にどんどん確かめていきたいですし,感じていきたいですね。
現場で使える技をたくさん身につけていきましょう。
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