この頃,精気がない……らしい

昨日,妻と健康のことに関してLINE電話で話をしていた。
人間ドックのデータ等を参照し,年々,健康状態が芳しくない感じになっていくことに関して,妻は
「だって,精気がないもんね」
と言葉を投げかけてきた。
「だからかもしれないけど,一気に老けた感じに見えるよ」
ガーン!!
まぁ,うすうす感じていたけど,やはり,自分の一番近くにいる人は感じるらしい。
「いろいろと興味関心がなくなっているでしょ」
「これをやりたい!ということがなくなってる感じよね」
「オレがオレがオレが!というのがないでしょ」
うーん,どれもこれも鋭い。
確かに,二十代,三十代,四十代に持っていた「強烈にこれをやりたい」というものがなくなっている。
加えて,今まで自分がやっていた「あれやこれ」というものは,自分から若い方に道をゆずろうと考えて前面になるべくでないようにしようと思っている自分がいる。
自分が老害の存在にならないようにしたいと思っている。
こんなことを言うと妻が言う。
「それはそれ,あなたはあなたでしょ。新たにとか,代わってとか,今後の自分のやりたいことをやっていかないとさ」
老い,というものが何なのか,具体的にはわからないが,
欲がなくなってきた
やりたいことがなくなってきた
前に行きたい人が後ろから来たら「どうぞどうぞ」と進んでゆずる気持ちがある
毎日,波風をたてずにできるだけ穏やかに過ごせないものかと考えている
自分がいるなぁ。
あと3年で60歳。還暦が見えてきた人生において,何を見つめていこうか,何に向かっていこうか。
家族が,そして自分と関わった方が幸せであればそれだけでいい。