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執筆者の写真あべたか

いきなり教室につながってのインタビュー体験〜子どもたちと生み出したキャラクター「にゃん四郎」について


先日,わたしが最後に勤務していた小学校の先生から,わたしたちが生み出した,学校のキャラクター「にゃん四郎」の誕生秘話を教えてほしいという依頼を受けました。


「もちろん構いませんよ」


と伝えたところ,Zoomのアドレスが送られてきました。

そうかぁ,今でも「にゃん四郎」を大切にしてもらえているのだなぁと,とてもうれしく思いました。


この「にゃん四郎」は,わたしが5年生を担任していた頃,「総合的な学習の時間」で子どもたちと話し合いながら,生み出していったキャラクターです。

地域学習をテーマにした総合的な学習の時間でどのように進めようかと子どもたちと相談していったところ,子どもたちにとって自分たちの学校にあまり特徴的なものが見当たらない……。というところがきっかけでした。


じゃあ,「特徴的なものが見当たらない」のであれば,「特徴的なものをつくってしまおう!」ということです。


そこで,当時,「ゆるキャラ」とか「ご当地キャラ」とかが盛り上がっていたので,そこに乗っかって,学校キャラクターをつくろう!というところからはじめました。


ですので,勝手にわたしたちがつくったわけではなくて,いくつものキャラクター案を経て(11の候補がありました),全校生の投票があって「にゃん四郎」が決定したのですね。


上には2つの写真が並んでいますが,左は初代にゃん四郎。わたしたちが「手作り」したものです。その後,今現在は2代目にゃん四郎。とっても美しくきれいな姿になっています(こちらは,業者への注文ですね)。


初代にゃん四郎は,子どもたちとの手作りです。

こんな感じで,自分たちで作っていきました。


その後,

  • 「にゃん四郎音頭」をつくって運動会等で踊る

  • にゃん四郎キーホルダーを作って新入生にプレゼントする

  • あいさつ運動で「にゃん四郎」が校門に立つ

  • 「にゃん四郎祭り」を開いて,1,2年生を招待する


のようなものを展開していきました。


これらは,生み出した自分たちですから,当たり前に楽しむことができたわけですが,こうして,今も大切に扱ってもらえていることに,とてもとてもうれしく思う次第です。

子どもたちが,こうして母校の文化の一つを創ってくれていったのだなぁ……などと思うと,こみ上げてくるものがあります。


今年度は今年度で,今の子どもたちでしかできないことを楽しんでほしいなぁと思います。

「生み出す」という苦しみや楽しみは,それはそれで独特だと思うのですけど,「生み出した」というエネルギーがあるわけじゃないですか。


「もともとあるもの」を用いて継続,発展させるのって,その生み出した当時のエネルギーを知らないわけで,生み出した時以上の「ものすごいエネルギー(モチベーション)」が必要になると思うのですよね。


だから,今の子どもたちの感覚で,それを大切にして楽しんでほしいと思うわけです。

いろいろと,やっちゃえ。やっちゃえ!!





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