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【阿部ゼミの様子】研究を進めよう!〜準拠集団と学問共同体,そして先行研究(苅谷剛彦先生から学ぶ)〜


本日(2022/06/15)のゼミは,M3の昨年度のゼミ長が満を持しての登場。

ゼミ生からお願いされて「どのように研究を進めればよいのか」というタイトルで進めていきました。

彼は,昨年度,日本学級経営学会の学会誌に論文が掲載され,阿部ゼミ内では研究の先頭を走っています。

【参照】和田 己生, 長谷川 凜太郎, 阿部 隆幸:公平な相互評価を促す取り組みに関する研究−学習者の相互評価結果に着目して−,日本学級経営学会誌,4,pp.59-67,2022


もちろん,阿部ゼミですから,これらの進行もワークショップ形式で進めるわけですが,Wさんらしいしかけをたくさん考えてきてくれました。

残念ながら,わたしは会議があって途中で退席。急いで戻ってきたときには,すでに終わった後でした。とても残念でした。



でも,ゼミ生の表情から,Wさんの表情から,とてもよい学びであったことがわかります。


ゼミ内では,上に貼り付けた苅谷剛彦先生の講義映像も紹介したようです。

苅谷剛彦先生といえば,わたしにとっては,「知的複眼思考法」(講談社,1996年)。この本の肩書は東京大学助教授ですね。この本のインパクトはとても大きくて,今でも手元においている本の一つです。

この苅谷剛彦先生の映像をどんな文脈でWさんがゼミ内で使ったのかわかりません。

ゼミ終了後,Wさんが阿部ゼミのSlackにこの映像のアドレスを貼り付けてくれたことでゼミで利用したことを知りました。


わたしは,この映像は初めて知ったので,Wさんに感謝のコメントを入れて,早速見ました。

上はYouTubeをそのまま貼り付けているだけですから,すぐに見られます。みなさんもどうぞ見てみてください。


苅谷剛彦先生が京都大学の修士課程に入られた方へどのように研究を進めていくかという話をされています。

まず,これをじっくり視聴するだけで相当の学びになります。


キーワードは「準拠集団(reference group)」から「reference」という言葉を手がかりとしての「先行研究」,そして「学問共同体」とのかかわりと続きます。

【参照】準拠集団とは - コトバンク