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「心理的安全性」から始まる「協働的な学び」の土台づくり〜R8本宮市学習アドバイザーNo.2

2026年6月26日(金)は,今年度2回目の本宮市学習アドバイザーのお仕事でした。

いつもは,先生たちが学んでいる様子を写真に収めてくるのですが,私が夢中になりすぎて,写真を撮るのを忘れてしまったために,この時のプレゼン表紙を貼り付けておくことにします。


今年度2回目と書きましたが,前回は中学校。今回は小学校です。

昨年度に引き続きパイロット校になっている小学校への訪問です。


今回も,いろんな「気づき」と「学び」がありました。


スタッフが代わることの面白さと難しさ

当たり前のことを書いてしまいます。

昨年度からの引き続きの学校だということで,私は昨年度末のイメージを持って,そこから発展させる形で自分の講話内容を準備していきました。


そして,その学校に到着してから気づいたのです。

そうだ,スタッフが入れ替わっているのだった……。

当たり前のことですのにね。

頭の片隅にあったはずなのに,入れ替わったとしてもちょっとした人数だけの変更だと思っていたら,それなりの人数が代わっていました。


ちゃんと,想定していくべきでしたね。

もちろん,ここの小学校は,昨年度までのスタイルを継続し,発展させてようとしている姿がよくわかりました。


なぜわかるの?

私の講話の前に,研究授業があったからです。

この学校では,昨年度最後の訪問で,「学級じまいと学級目標」の関係についてみなさんと共有してきました。

それをもとに,今回の授業を展開してました。

子どもたちが,自分たちで立てた学級目標の途中経過を自己採点し,それをもとに次に進んでいこうとする授業でした。「学級目標」を絵に描いた餅にしないための,実りある授業ですばらしいものでした。


これらを共有しようとしている学校です。

新スタッフも,こちらに向かおうとしていることが明らかでした。


とはいいながらも,私は私の時間を用いて,部外者だからの地位を用いて,最初に,学校全体で昨年度,今,そして未来へ向けて話し合うような時間を持てばよかったなぁとチラチラ頭に浮かべながら,本日用意していた講話を進めました。

(うーん,もったいなかった)


私の授業実践映像から,みなさんが一つになった感覚

私は,大学教員になってから,自分が現場にいた授業映像をあまり使っていません。

  • 「すでに過去のものである」という感覚

  • 理論と実践を架橋する役割と自覚しつつも,過去の授業映像で語ることはしたくない

  • 私が私を語るのは,理論として,客観性として,いかがなものか

などなど,もっといろいろと思いはあるのですが,基本的にお見せするようにはしてきませんでした。

「あまり使っていません」と書きましたが,例えば,「ペアコミュニケーションの様子」「教室でホワイトボード・ミーティング®を進めている様子」など,若干,技術よりの説明には,もちいてきたことがあります。これは,言葉では伝わりにくいイメージとして思い浮かべてもらうためにでした。


今回は,「心理的安全性」をキーワードに,私の過去の教室映像を視聴できるのであれば,お願いしたいという希望をいただき,「そうかぁ,そういうものなのかぁ」と過去の映像(2014年,2015年の私の小学校教員としての最後の2年間の授業映像)を,みなさんと視聴しながら,「心理的安全性」「個別最適な学び協働的な学びの一体的な充実」の様子を,「プロジェクトアドベンチャー」や「ホワイトボード・ミーティング®」や『学び合い』の授業映像を視聴していただき,みなさんから,そこから浮かんでくる疑問や感想を共有し,私とやり取りするという時間を持ちました。


そこにいらっしゃったみなさんが,自分の学級等々と比較し,たくさんのハテナ?を抱き,私に投げかけてくださいました。その過程で,皆さん同士の教室での学びについての話が共有され,そして,私との距離もぐっと近づいた感じがします。私の授業映像を見ることで,私がどんな事を追い求めていた人間なのか,その人となりを想像してもらえたからかなと思います。


なんか,これはこれで,豊かな時間だったと思います(錯覚かな?もしかして,自分によっているかな?)。


一般の一期一会の参加者が集う,講座やセミナーでは用いても仕方ないですけど,もし,今後,複数回継続して関わるような学校の場合,どこかで,こうして過去の私の授業映像を使ってみるのも,よいかもと思いました。

もう少し,効果的な使い方を模索してみます。


創発学級へのみちしるべ

この日の後半は,蘭先生,高橋知己先生が提案した「創発学級」を下地に,みなさんと今後の学級経営について話し合いました。

これは,AI利用が当たり前になっていくであろう将来を考えた場合,学級経営,そして学級集団の向かう先はどのようなものなのかという先生たちからの投げかけに対する,一つの私の答えでもあります。


創発というのは,「革新(イノベーション)」のように,計画的,人為的な中で生ずるものではありません。

私が想像するに,ゾーン(フロー)に似た感じだと思います。


私が間違えていなければですが,ずいぶん前に,為末大さんが,ゾーンの状態にはねらって入ることはできない。しかし,ゾーンの状態に入りやすい環境はセッティングすることはできるということをおっしゃってました。


創発もそうなんじゃないですかね。


ねらって創発ははっせいしないかもしれないけれども,創発が発生しやすい環境を設定することができる。そうしていうことがひつようなのではないかと思います。


そこには,AIにはたどり着けないものがあると思うのです。


恐れない心をもとう……自分

今回は,何度も訪れている学校で,すでに,私の考えを知ってもらっているスタッフが多数をしめるだろう,という思いのもと,私が語る時間を大幅に減らして,みなさんに自分(たち)の内側を語りあってもらい,そこで生じた疑問等々を私に投げかけてもらって時間を過ごしていく予定でした。

しかし,結局は,私がたくさんしゃべってしまい,みなさんが話し合う時間を減らしてしまったという失態を演じてしまいました。ここは大きく反省します。

たぶん,(何度か書いていますが)自分に与えられた時間が,大きく余ってしまったらどうしようという恐れがあるからだと思います。

もう少し,参加者のみなさんに委ねる講話,セミナーづくりを考えていきます(なんだか,毎回こういう事書いているなぁ)。



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