本日(2024年8月26日)は,新潟県五泉市の中学校の研修会へ。
「協同的な技法や考え方」を60分でパッケージ化して提供することを試みてきました。
皆様は,わたしの促しに積極的に参加してくださり,笑顔と頷きと笑い声が会場に響きわたり,楽しく過ごしてくださいました。
協同的な学びの技法と考え方の提供をパッケージ化してみた
60分でどれだけ本質的なことを理解してもらい,かつ,授業の中で活用できるような考え方と技法を提供するかは,とても至難の業とは思います。結局,表面的な部分しか提供できなかったかもしれませんが,今の自分の精一杯を整理して提供してきたつもりです。
今後,これをもとにすれば,「協同的な学びの最初の一歩」のようなリクエストはそれなりにパッケージ化して提供できるかもしれないと思い始めています(自己中心的な感じ方なので,誰かに見てもらうか,体験してもらうことが必要かもしれません)。
わたしは「協同的な学びの人」ではありませんが,たくさんの学びを得てはいます
そういえば,学生たちはわたしを「協同的な学びの人」と見ているみたいです。
たぶん,それはわたしが単独で立てている唯一の授業が「協同的な学習実践論」というものだからなのでしょう。
「この大学で協同学習と言えば阿部先生ですよね」
とか
「協同学習を現場で実践しようと考えているのですけど,阿部先生にアドバイスをいただきに来ました」
みたいな,申し出が時々あります。
本学には,わたしよりも協同学習を広く深く知っている先生がいらっしゃいます。
わたしは「協同的な学び」に関しては親和的に感じているものの,わたしが学級経営や授業に求めているど真ん中ではありません。
そもそも「個別最適な学び」や「協働的な学び」に親和性の高い『学び合い』の本も書いていますしね。
わたしの中のよりよい「学級経営」や「授業経営」を追い求めている途中と言ってもよいでしょう。
もちろん,「協同的な学び」の技法や考え方を知ることで,学級経営や授業に幅が出ました。様々な出来事へ対応する選択肢の一つとなり,余裕ができたことも事実です。
また,一期一会のセミナーや研修等で活動的に学ぶように進めたい時は,初めてお目にかかる方たちとも構成的に平等に学びあえるように環境を設定できる「協同的な学び」の技法や考え方はとても役立ちます。
過去の様々な知見と掛け合わせることで,新しい一歩を創り出していきたいと考えています。今年度末には,いろいろと動き出す予定です。興味ある方はその時,お付き合いくださいね。
そういう意味でも,いろんな方から,阿部ならこのリクエストに応えてもらえるのではないかと考えて,依頼してもらえることの一つ一つはわたしの挑戦(チャレンジ)であり,ありがたいことだなぁと考えています。
これからも,そのチャレンジを楽しんでいきます。
(もちろん,わたしにできないことや興味関心のないことをお願いされてもそれは無理な話なのですけどね……笑)
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